参院選 脱原発、護憲は負けたのか? どうなるの ニッポン

目の前にぶら下げられたアベノミクス(経済政策)という“ニンジン”が効果を上げたのか。第二三回参議院選挙は安倍・自民党の圧勝に終わった。しかし、民意は手放しで安倍政権の継続を望んだわけではない。この国の根幹に関わる改憲、原発再稼働、TPPなどの重要争点は国論が二分されている状態だ。しかも、収束にほど遠い福島原発事故処理と進まぬ復興、秋の消費税増税判断、TPP参加と原発再稼働など課題は山積。政治と民意はますます乖離する可能性がある。注目選挙区の当落状況と選挙結果の分析とともに、安倍政権の継続によって今後の日本はどうなるのか、本誌編集委員六人が綴る。

◆原発と将来不安消したマジックワード選挙◆選挙には負け、政権への縛りを勝ち取った山形◆小沢王国の崩壊TPP反対派はどうなる・雨宮処凛私たちの前に希望はある。・宇都宮健児この国はどこに行くのか・田中優子まぼろしから現実を取り戻す・中島岳志安倍ネオコン政権に対峙する・落合恵子権力に噛みついたまま、蟻は生きていく・佐高信分断と切り捨てが強まる■西川伸一の政治時評〈拡大版〉巨大与党と虚弱野党を前にした私たちはこれからの三年間を「拮抗力」を鍛える「千載一遇の好機」にしなければならない

  • 過去五年間で少なくとも七二三人が自殺政府の総合対策でも歯がたたない韓国いじめ問題 〓 淵 弘日本と同様、いじめが社会問題化している韓国。被害者の半数が自殺を考えているという報告もある。二〇一一年、高層マンションから飛び降り自殺した生徒の母親の訴えをきっかけに韓国政府は対策を練りはじめたが、どこまで効果がでるのか先行きは不透明だ。
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