精神科医療の現場でいま起きていること
精神科病棟での患者の身体拘束や隔離が増えている。背景には精神科医療のゆがみや高齢の認知症患者の急増などがあるという。当事者、医療関係者らを訪ね、現場を歩いた。
●ベッドに縛られたまま人生の最期を迎えたいですか山岡 淳一郎●精神科救急の患者が増えている理由(ワケ)●長谷川利夫・杏林大学教授に聞く「声なき声」を届ける情報公開が最優先だ精神障がいの当事者が知りたがっているのに、医療関係者が知らせたがらないことの一つに隔離・身体拘束の実情がある。この問題に約一〇年取り組んできた杏林大学保健学部作業療法学科長谷川利夫教授に聞いた。
- 市民に情報を出さない、出させない!アセスメントが公表されたJR東海のリニア計画 樫田 秀樹九月一八日、メディアはいっせいにJR東海のリニア中央新幹線計画を報道した。JR東海が計画沿線自治体および住民に向けた最後の手続きとなる「環境影響評価準備書」を公表したからだ。しかし市民からは批判の声があがっている。
- 満腹の情景富士山のご来光をあびる自動販売機25人に1台の自販機大国 写真・文 木村 聡 日の出を拝む人波、背後でその自動販売機も朝日に染まる。 富士山の頂上には毎年、夏の山開きシーズンに合わせて自販機がブルドーザーで運ばれてくる。富士山には登山道とは別に、物資を運ぶ「ブル道」が整備されているのだ。自販機の商品を入れ替える管理などは山小屋が行なう。電力もそこの自家発電でまかなう。 詳しい話をと山頂の山小屋「山口屋」にうかがうと、「迷惑なんだよ」と一蹴された。自販機設置元のひとつ、日本コカ・コーラ社も同様に取材拒否。ふもとのみやげ物屋で耳にした解説では「自販機が景観に合わない。ゴミが増えるって批判もあるからね。世界遺産になって神経質になっているんでしょう」
- 新わたしと憲法シリーズ春香クリスティーン 「空気のようなもの」で憲法が変わってしまうことを心配している現役大学生タレント日本が危なっかしいのは投票率3割程度の国民投票で改憲が決まりかねないところ
- とんとん拍子の公費助成定期接種化の背景子宮頸がん予防ワクチンの“主役”はロビイストとPR会社か 野中 大樹「因果関係が証明されていない」「WHOでも推奨されている」と“擁護”される子宮頸がん予防ワクチン。副反応の報告が多数あがったことで六月に「積極的勧奨の一時中止」となり、目下厚労省で検討中だ。そんな中、製薬会社が数々のチャンネルを使って世論形成をはかっていた事実も浮きぼりになってきた。
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- 犬とキャラバンと祝祭と 3.11と音楽のこと 第2回PANORAMA FAMILY 震災直後は、やっぱりホント、音楽じゃない……かった。作ろうってういう気はホントに起こらなかったし、音楽を聴こうとも思わなかった。
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