創刊20周年特別企画 筑紫哲也

●知られざる素顔と「自我作古」筑紫 ゆうな筑紫哲也さんが亡くなって11月7日で5年。本誌連載「自我作古」(我自リ古ヲ作ル=先まで続く新しいことをやろう)の精神を、私たちは覚悟を持って受け継いでいけているだろうか。娘さんのゆうなさんをはじめ、関係の深かった方に「とっておきの素顔」を語っていただいた。さらに深く知り、偲び、未来も「筑紫哲也」を胸に生きていく――。その思いを新たにしたい。●「まったくもォ」石坂 啓筑紫さんとは家族ぐるみの付き合いだった本誌編集委員の石坂啓さん。ときに、同じ女性としてフサコさんの立場への共感と、ニュースキャスター・筑紫哲也への期待との間で揺れ動くが――。●駆け抜けた、時代メディアを通して時代と切り結んだ筑紫哲也さん。あるときは、『朝日ジャーナル』の編集長、あるときは、「11PM」の準レギュラー、「筑紫哲也NEWS23」のキャスターとして。当時の姿を関係者が振り返る。◆「筑紫哲也NEWS23」のころ浜尾 朱美「じっとしていると感受性が死んでしまうのではないかと怖くなる」◆『朝日ジャーナル』のころ村上 義雄「どうかな」と、照れくさそうに手渡された巻頭文◆「11PM」のころ水島 宏明「建前のある世の中で、その足を掬うような俗悪さが大好き」●「少数派」「沖縄」「憲法」――三つのこだわり佐高 信●「小女」は見た中山 千夏優柔不断で右顧左眄――若くて軽い「小女」からすると、そう見えた。ありし日の姿をしのぶ。

  • 特定秘密保護法案反対一色に染まるスピードが速くなった社会の危険性対談 森達也×田島泰彦 「国家機密」の範囲や内容を一部の為政者が一方的に決める「特定秘密保護法案」への反発が弱い。日本新聞協会の意見書も腰砕け状態だ。なぜこんな空気になっているのか。その背景と対策について、メディアの現状に詳しい二人が語り合う。
  • 当初予定を延期して、来月、北京で開催南北関係悪化で、波乱含みの北朝鮮の投資説明会 金 承 在五月末に制定した経済開発区法を進めるべく、北朝鮮は新たな行動に出た。七月末に新設した国家経済開発委員会を対外的に紹介し、自国の多様な特区開発計画を説明するため、北京で投資説明会を開催しようというのだ。計画通りに進めば、過去最大規模の説明会になるとみられるが……。
  • TPP内部文書が示す驚愕の中身著作権保護規定に盛り込まれたネット規制 横田 一TPP交渉各国により「年内合意」が改めて確認された。現在、合意文書の草案二九章のうち一四章の条文が完成しているとされ、他章も大半の条文が完成しているという。本誌は条文素案の一部を入手。内部文書にはネットを政府統制するような条文が含まれていた。
  • 爆撃被害訴訟と被害者の今中国・重慶の「半面美人」―癒えない傷 鈴木 賢士
  • 八重山教科書問題で繰り返される国の不当介入「是正」されるべきは政府の対応 内原 英聡
  • 「育児は母親の仕事」意識が父親を苦しめる!男性の育児休業取得を妨げる「パタハラ」 小林 美希「育児は母親のするもの」という意識。それが妊娠した女性には「仕事を辞めろ」という「マタハラ」になり、男性には育休取得や育児短時間勤務を妨げる圧力「パタハラ」となる。非正規労働が増え共働きでないと家計が保てない家庭が多いなか、子どもを安心して育てるための環境づくりが必要だ。
  • 第24回週刊金曜日ルポルタージュ大賞 佳作入選作外食流民はクレームを叫ぶ大手外食産業お客様相談室実録 ガンガーラ田津美

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