精神疾患と"薬漬け"
本誌は、昨年8月2日号で「1000億円市場 抗うつ薬の"白い闇"」を特集したが、医者や製薬会社による"薬漬け"は、うつ病、統合失調症など、精神疾患患者全般に広がっている。第二弾の今回は、"薬漬け"がもたらす悲劇と、どうすれば脱却できるか。さまざまな試みに焦点を当てる。まずは、ある男性が"薬漬け"になったことで招いた事件を紹介する。
- 薬が引き起した強盗致傷事件
「うつ」と不眠に悩む日々のはてに
- “統合失調症”の子どもたちの「治療」というまやかし
誤診の上に1日50錠の多剤大量処方も
不登校や体の不調をきっかけに、精神医療の対象にされてしまう子どもたちが少なくない。そこで待ち構えているのは、治療とはいえない薬漬けの生活だ。
- 日本の「あたりまえ」は世界の非常識
薬物療法から社会的包摂重視へ
日本の多剤大量処方中心の薬物療法は、世界でも例外的である。当事者でもある筆者が、精神医療の国際会議に出席して、精神医療の世界の「あたりまえ」を実感する。
- 薬物療法は医師と製薬会社のビジネスの勝利
ウィタカー氏が米国精神医学界に投じた一石の波紋
- 人と人のかかわりが最良の薬地域で生活・就労の支援行なう
京都ACT-Kの活動
精神科の患者を排除・隔離する医療制度に疑問を持ち、在宅ケアのプログラム、ACT-Kを京都ではじめた医者がいる。「精神分裂病」から統合失調症へと病名変更を先導した高木俊介さんだ。
- 石原都政の功績「ディーゼル車規制」の“宴のあと”
東京都トラック協会の“税金ガブ飲み”を許す東京都舛添要一新都知事の下で再スタートした東京都。防災や福祉など各分野で「世界一」を強調した氏の政策には環境行政が抜け落ちている。実は、都の環境行政はすでに世界トップレベルだと言われている。石原知事時代の「ディーゼル車規制」が牽引したとの声が多いのだ。一方で、その“負の遺産”もまた大きいという実状が浮かび上がってきた。
- 豪雪被害横目に天ぷらの安倍首相に怒り
- やせ細りきったオリンピックの理念ショービジネスと国家威信の祭典に
- 公明党 石井啓一政務調査会長に聞く
集団的自衛権について憲法改正に踏み込むのですか? - オバマ来日までに集団的自衛権を合憲化か
- 日本の被曝を揶揄する韓国と、大統領の悪口を書く日本
「売れ筋」重視で、中傷し合う日韓メディア - 新わたしと憲法シリーズ侵略の歴史的事実を伝える
フォトジャーナリスト山本宗補さん