毒牙をあらわしたアベノミクス

内閣支持率を維持するためには株高・円安維持が優先と、成長戦略を次々と繰り出す安倍政権。必要なインフラ資源は築かれず、99%の国民を疲弊させる破局に向け、日本は一気に突き進む。

  • 「異次元の金融緩和策」から1年
    世界の潮流から外れるビジョンなき経済政策
    金子 勝

    アベノミクスと連動し、2年間でマネタリーベース(通貨供給量)を倍増させるという日本銀行の「異次元の金融緩和」から1年が経った。何が変わり、何が変わらないのか。安倍政権の経済政策に金子勝・慶應義塾大学教授がもの申す。

  • 対中国軍事
    対決姿勢を示した安倍首相
    成澤宗男

  • 「立場主義」から社会を鋭く分析する安冨歩東大教授に聞く
    「公正さ」と「資金の有効な調達」が必要なインフラ資源だ
    及川健二

    原発危機であらわになった欺瞞的言語を「東大話法」とネーミングし、それを産む日本社会を解析した安冨歩さん。近著では、さらに深めた「立場主義」というキーワードで、安倍政権を俎上にのせた。

  • 128兆円を運用する「GPIF」の、人も金も押さえた安倍政権
    公的年金積立金で株価操縦を許していいのか
    峰崎直樹

    「経済の体温計」である株価がぱっとしない。株価は内閣支持率と連動しているともいわれ、歴代内閣は株式市場の動きに一喜一憂してきた。安倍内閣もその例外ではありえない。そこで目をつけたのが、公的年金積立金の運用だ。

  • 国家戦略特区を許すな!
    国が企業に乗っ取られる
    奈須りえ・前大田区議に聞く

    大企業や富裕層のための“憲法番外地”――「国家戦略特区」。なかなか見えてこないその中身を検証する。まずは、首都・東京。早くから特区に取り組んできた市民政策アナリスト・奈須りえ前大田区議に聞いた。

  • 「ホワイトカラー・エグゼンプション」の悪夢再び
    「残業代ゼロ」は「過労死法」だ
    棗 一郎

    ブラック企業顔負け。次々と雇用規制を緩和する安倍政権が、労働者に真っ向から牙をむけた「残業代ゼロ」。労働問題に詳しい弁護士の棗一郎さんがその恐るべき本質を語る。

  • 憲法骨抜き、安倍首相の集団的自衛権行使容認の今後
    連立離脱賭けて公明党は抵抗するのか 横田 一

    憲法を骨抜きにする安倍晋三首相の集団的自衛権行使のための茶番会見に、多くの疑問と怒りの声が巻き起こる。与党協議の中で公明党の連立離脱を賭けた抵抗が本格化すれば、安倍政権のもくろみは頓挫しうるが――。

  • 佐藤雄平・福島県知事、菅義偉・官房長官、森まさこ・消費者相、石原伸晃・環境相、麻生太郎・副総理
    「美味しんぼ」で問題提起された低線量被曝をごまかしたい人々の“集団バッシング”

  • 自由と創造のためのレッスン
    アントニオ・ネグリと現代思想(2) 広瀬 純

    現代思想において、「情勢の下で思考する」とは何を指すのか、を考える第2回、前衛知識人/労働者大衆、教師/生徒という垂直分割を批判するランシエールに決定的に欠けている思考とは何か。

  • 新買ってはいけない197
    「虫よけプレート」にどんな効果があるのだろうか 渡辺 雄二

    暖かくなると、どこからともなくハエや蚊がやってきて、家の中に侵入してこようとします。それを防ぐことをうたった虫よけプレートが売り出された、テレビでも盛んに宣伝されています。ベランダや軒下などにつり下げると、殺虫成分が放出されて、虫を寄せ付けないというものです。しかし、殺虫成分は空気中に拡散するので、効果はほとんど期待できません。また、殺虫成分の人体への影響が心配されるのです。

  • 格闘する思想 中山智香子
    消費中毒の日本でこそ「経済的不服従」を ナビゲーター:本橋哲也

    経済学はお金を手懐けることができず、予測もできない。そのことに逆ギレした経済学者が、市民を難解な数学で煙に巻き、政治家や実業家らと結託して甘い汁を吸う。――経済学を相対化する経済学者自身の応答責任とは?

  • 映画『SAYAMA』が静かに伝える石川一雄さんの今
    「みえない手錠」はいつはずれるのか 対談:金 聖雄×小室 等

    袴田事件の次は、狭山事件の再審の扉を!」との声が高まるなか、逮捕から51年、石川一雄さんと、妻・早智子さんんお日常を追ったドキュメンタリー映画『SAYAMA みえない手錠をはずすまで』が劇場公開される。金聖雄監督と音楽参加の小室等さんが、映画への思いを語る。

  • 石川文洋 ベトナム50年を旅する

    ベトナム戦争終結から39年。かの地の戦争は人々に何をもたらしたのか。1964年からベトナムを記録し続けてきた石川文洋の眼を通して、ベトナムのこの50年を辿る。

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