極右化する欧州

  • 高まる排外主義と反EUのうねり
    極右化する欧州
    成澤宗男

    “反移民”などを掲げるネオナチや極右が躍進、欧州連合(EU)にも「ノー」を突きつけた5月の欧州議会選。「排外主義」のうねりは日本にも。“「反ヘイト」という名のヘイト”(『Newsweek』誌6/24号)などという論調もあり、社会は混迷している。

  • UK Finland Italy Sweden
    強まる移民排斥の声ケン・ローチ、アキ・カウリスマキ――欧州映画人の抵抗
    中村富美子

    極右が台頭しの兆し――だが欧州の映画人には、現実にある外国人差別や排外的傾向を作品に描き、それに対する市民的抵抗・連帯を表現する姿勢が明確だ。

  • Germany
    差別と向き合える市民社会への道ドイツの人種差別事件が示した人の無意識と無自覚
    矢嶋 宰

    ナチス時代の負の歴史を背負うドイツは、多文化共生を標榜している。しかしそのドイツのリベラル系市民にも、内面化された差別意識が潜んでいた。ふたつの人種差別事件を事例に考える。

  • Japan
    歴史に見る「排外主義」“尊皇攘夷”と「混じり気の無い気高い青(ブルー)」
    八柏龍紀

    「排外主義」が蔓延するのは、今に限ったことではない。日本でも尊皇攘夷が叫ばれた時代から、それは「恐怖」を根底にした「気分」であり、それを時の権力が利用する、という歴史を繰り返してきた。

  • Japan
    陳腐な愛国ソング椎名林檎の「NIPPON」? これが「ロック」なんて笑わせるな
    藤田 正

    W杯も佳境。NHK見りゃ毎日この歌ばっかり。出陣とか死の匂いとか混じり気の無いとか、軍歌かよ。これが今のジャパンの「ロック」だ? 冗談でしょ。でしょ。

  • 米国のためにこの国の若者が死ぬのか! 横田一+編集部
  • 〈脱〉混迷ニッポン16 死後のための墓から今を生きるための墓「桜葬」へ
    エンディングセンター 井上治代さん 山岡淳一郎

  • 修羅の時代に生きる者たちへ
    自死した幻の作家・佐藤泰志の“復活”とは 本間健彦

  • 福島第一原発に送電する変電所は液状化を起こしていた まさのあつこ

  • 鍵は公明党支持層の動向か
    沖縄県知事選で地殻変動 吉田 央

  • 浮躁中国706・4
    集会から考える香港の今後 麻生晴一郎

  • 安易に「米艦防護」を口にする危険 田岡俊次

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