敗戦から69年の夏 明仁天皇と「護憲」
改憲を目指す安倍首相にとって、「護憲」を示唆する天皇の存在は障害であるかのようだ。だが、天皇の言動は、常に「国策」を美化してお墨付きを与えている。そしてその役割に、戦後初めて「新たな戦死者」の慰霊が加わろうとしている。戦後は終わり、再び「戦前」が始まるのか。
- 「元首」化の動きの中で日本の戦争国家化と平成という時代の象徴
天皇制の役割
- 華やかなりし愛国ナショナリズム今も昔も変わらない?
「日本が大好きな普通の日本人」の時代
安倍自民党の復権でナショナリズムが高まる昨今、言わずもがな、戦前・戦中も「日本イデオロギー」を煽った商売は活況を呈した。ここに紹介したのはごく一部だが、煽りまくるその姿勢を嗤えるか!?
- 竹中彰元と仏教者の抵抗
現在に問う「戦争は罪悪である」という言葉
この国では、戦争に反対した良心が顧みられる機会は希だ。だが戦前、生命を賭して「戦争は罪悪である」と呼びかけた僧侶の言葉と生き様に、今こそ思いをはせたい。
- 「裁判官になれない理由」を問いつづけて
任官拒否から20年 神坂直樹さんに聞く
1994年、司法修習を終えて裁判官を志望した神坂直樹さんが、その資質には太鼓判を押されながらも最高裁に任官拒否されてから20年が経つ。処分取消を求めて提起した行政訴訟や国賠訴訟はすべて2005年までに敗訴した。しかしその後も神坂さんは、任官のための模索を通じ、裁判官人事政策の不透明性を鋭く批判してきた。その原動力とは。
- 漫画家対談
「権力者を喜ばせるものは描きたくない」
本誌でおなじみの漫画「ピョンタくんの楽しい戦争」と「さらん日記」の作者二人が初顔合わせ。「気になる漫画と漫画を取り巻く気になること」をテーマに語り合った。
- 沖縄ルポ(中)「新基地建設」に揺さぶられるまち
地方権力者と対峙する名護 - 戦争と戦後社会を見つめ、闘い続けた映画監督
いま、大島渚。 - 6代目山口組高山清司若頭の5年間服役の意味
暴力団のマフィア化が生んだ半グレ・新興犯罪グループ - 死者は市民1800人以上、国連の学校も攻撃するイスラエルパレスチナ・ガザ非対称の一方的虐殺
- “最後のフィクサー”が戦後日本の闇を語る〈続・政治編〉
国会腐敗と“米国追従” - 国家戦略特区を許すな!
公的な医療制度が崩れ「金さえあれば」の医療へ - 野中広務・元官房長官が集団的自衛権反対で熱弁
「内閣の憲法無視は本末転倒だ!」