福島第一原発事故を防げなかった東電元幹部の罪と罰 勝俣、武黒、武藤の各氏

東京地検が、東京電力元幹部を再捜査している。福島第一原発の事故をめぐり、検察審査会が勝俣恒久元会長ら元幹部3人について業務上過失致死傷罪で「起訴すべき」(起訴相当)と議決したからだ。彼らの罪はどこにあるのか、そして罰はどうあるべきなのか。

●これでも罪を問わないのか武藤類子●検察は、いかに原子力ムラに丸め込まれたか 東電関係者の「不起訴」理由明石昇二?検察は2013年、東電元幹部をなぜ不起訴としたのか。告発人として主任検事から詳細な説明を受けていた筆者が、その詳細を暴露する。●「悪の凡庸さ」は彼らにあてはまるのか 起訴相当議決の3被疑者はいま明石昇二?/木野龍逸/畠山理仁老朽化原発の津波対策をなおざりにし、今日の事態を招いた被疑者、勝俣恒久・武黒一郎・武藤栄の3氏。彼らはいま、自らに下された「起訴相当」の議決をどのように受け止めているのか。心境を尋ねるべく、特別取材チームが3人の自宅を訪ねた。●JR福知山線脱線事故の遺族は訴える 組織罰導入が事故を防ぐ津久井進福知山線脱線事故で起訴されたJR西日本の元社長はいずれも一審で無罪が言い渡されている。個人責任が問えぬのであれば組織の刑事責任を問える制度が必要だ、との声が出ている。

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