表現者たちが描いてきた「慰安婦」
政治家や一部メディアの「強制連行などなかった」という言葉に惑わされているあなた。戦後の小説家や映画監督が、その姿を鮮やかに作品として残していることをご存じだろうか。そこには、表現者たちの戦地での体験に基づいた「リアル」が、確かに存在しているのだ。
- 「自由意思」があったとしても「強制」だった
意識の下に沈められた「二重性」を鋭く突く文学のリアリティ
戦地へ赴いた日本人兵士の中には、小説家もいた。帰国後に書かれた「慰安婦」についての作品には、文学者としての鋭い洞察が随所に光る。
- 田村泰次郎の「蝗」から考える
はたして「慰安婦」とは「商売」だったのか?
- 黒澤明、増村保造、鈴木清順――
「慰安婦」問題に怒り、真剣に向き合った日本の映画人たち
「慰安婦」という題材から目を逸らさず、作品化しようとした日本の映画監督たち。フィルムには「彼女たち」の存在感が息づいている。
- 劇団「アランサムセ」金正浩さんに聞く
性奴隷にされたハルモニの声に演劇は肉薄できるのか
言葉を奪い、尊厳を奪い、命を奪った日本の植民地政策と侵略戦争。軍の性奴隷にされた女性たちの慟哭と怒りの最も近くにいるのは在日コリアンだろう。奪われた言葉と文化を取り戻し、舞台芸術で自分たち「在日」の在りようを表現する演劇人、金正浩(キムジョンホ)さんに聞いた。
- 対談 イ・イェダ×雨宮処凛
徴兵が嫌で、フランスに亡命した韓国の若者が日本の若者に伝えたいこと - 世界の趨勢から取り残された韓国の強制的兵役
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