斎藤環責任編集 若者に広がる"新しい宿命観"
「努力することは生まれもった才能のうち」と考える若者が増えてきている。彼ら彼女らがそう思う背景には何があるのか?努力しないで幸せを感じている!?思春期・青年期の精神病理学を専門とする精神科医の斎藤環さんの責任編集で考える若者の「努力観」「宿命観」。まずは、学生5人を対象としたグループインタビューから探る。
- 博士と大学生の徹底討論!
「努力は才能」なのか - 求められるのは努力抜きの達成感
『巨人の星』から『ベイビーステップ』に見る変化
「ゆくてに障害のある時は 常に遠回りを選べ!」――『巨人の星』に代表される努力と根性を重視した漫画は今や「過去の遺産」!?その時代の空気を映すサブカルチャーには何が反映されているのだろうか。
- 他人に調子を合わせ「キャラ」をつくる子どもたち
学校から始まる「再」全体主義化
中学・高校で発生する、コミュニケーション能力を基軸とした生徒の序列を表す「スクールカースト」。彼ら彼女らはその中で自分の「キャラ」を演じている。学校現場で必要とされる努力とは何か。
- 希望を抱かない若者の人生観とは
「努力しても報われない」。だけど「幸せ」
「努力しても報われない」と考えているけれど、現状の生活への満足度が高い若者たち。一見すると矛盾する二つの気持ちを抱える彼ら彼女らの心象風景とは?若者たちの新たな宿命主義を探る。
- 「努力」が特権的行為の時代
「他者からの承認」という呪い
大学生5人を対象としたインタビュー。斎藤さんのリクエストによって論考を寄せてくれた3人の原稿――。これらをさらに斎藤博士が読み解くと「努力は才能」であると考える時代の息苦しさの向こう側が見えてくる。
- “表現の自由”と「反テロ」とイスラム教仏で史上最大370万人のデモ
「宗教への尊厳」とどう向き合うのか - 憎悪が連鎖しないことを祈る
- 「私はシャルリー」なのか
- 検証 朝日叩きコラム「素粒子」の真っ当な反論
「国益損ねた」批判がジャーナリズムを殺す - マッサンを嘆息させた「まがいもの酒」を生む病理
ビールメーカーと財務省の酒税をめぐる攻防と裏事情 - 全国で相次ぐ教師の性犯罪
スクールセクハラ、被害者の半数は教え子 - 連載 草の根歯医者のひとりごと 2
「検診」よりも「健診」してくれる歯科医を - チョウハシトオルと大磯
本物の焼き芋が食べた〜い!
- 〈新連載〉
俺の舟唄