憲法記念日特集
憲法を知らない
大人たち
憲法学者・木村草太と考える「開かずの扉」第95条聞き手・倉本さおり安倍政権による改憲が現実味を帯びてきた。これに抗し、次世代がこのまま戦争を知らずに、平和の歌を口ずさめる未来にするためには、私たち大人が憲法をきちんと知ること(=活かすこと)が最低条件のはず。たとえば、「95条」。この条文を正しく知れば、辺野古への基地移設問題にも、別の可能性が見いだせるのだ。「95条に基づく住民投票で、地元への民意を問うのが筋」と指摘する木村草太さんと、憲法を知り、活かす道を考えてみた。
- 憲法は同性婚も別姓婚も否定してないよ
家族法と同性婚の行方
- 明文改憲へと流れる「憲法審査会」のいま
- 瀬木比呂志・元裁判官インタビュー
裁判官に良心を期待してはならない人権意識、優しさ、自由で独立した精神――。本来、民主主義の社会で育まれるこうした人間性が、とっくに消滅したのが裁判官の世界という。そこで生きる彼らに、この社会の理念を担保しているはずの憲法の「番人」が務まるのだろうか。そして止めどもない憲法の空洞化に、裁判官たちは責任を負っているのだろうか。
- 「司法の独立」が聞いて呆れる!
問題の判決と裁判長一覧 - 百田尚樹、櫻井よしこ、八木秀次etc.
保守論壇の“スター”たちの憲法観めった斬り!
数にものを言わせ「粛々と」改憲に突き進む安倍内閣。そんな問答無用の言論空間で、わが物顔で無邪気に「改正論」を叫ぶのが、「安倍系」御用文化人たちだ。彼らの言説に、保守言論人が批判的考察をした。
- 〈新連載〉かわら長介のコント工場の有機物 第1回
「聖戦の0(ゼロ)」 - 憲法を知らない大人たちの必読!15冊
- 大阪のおばちゃんと山形のおじさんの憲法問答
対談 谷口真由美×佐高信佐高信・本誌編集委員が政治経済社会を語る「佐高塾」。学生に大人気の授業を再現したような憲法本を出版した谷口真由美さんをゲストに迎え、笑いながら真面目に語り合った。
- 「りっけんしゅぎ、みんしゅしゅぎ、へいわしゅぎ」♪
大人も子どもも歌って踊って憲法を学ぼう振り付け師のラッキィ池田さんと「明日の自由を守る若手弁護士の会」のコラボイベント「ゲラゲラポーからケンポーまで 楽しく踊って学んじゃおう!」が3月31日に埼玉県川口市で開催された。大人と子どもが一緒に「踊って学ぶ」という初の試みは、どんな様子だったのだろうか。
- これから自衛隊は海外で何をしようとしているのか
日米共同演習に見る「戦争の先取り」成澤宗男安倍内閣は、集団的自衛権の行使に向け大きく舵を取り出した。自衛隊はこれから、世界の戦場で米軍と何をするつもりなのか。その実態は、これまで積み重ねられてきた日米共同演習が示している。
- 吉見義明・中央大学教授に聞く
戦後の精神と文部省教科書『民主主義』を読む70年前、焼け跡から出発した民衆は、新しい時代の出発に際し、いかなる理念に希望を託したのか。そして軍国主義と決別した政府は、いかなる精神を国民の教化の糧にしようとしたのか。いまそれらを振り返り、直面する逆流の時代の抵抗軸としたい。
- 川内原発差し止め請求却下
それでも原子力ムラがおびえる「事実誤認」 - 農家のための農協を実践する中札内村農協
- 福島の郷土芸能「請戸の田植え踊り」
土地奪われても伝統の灯消さず - 連載 「戦後」の墓碑銘16
戦後清算のために原爆投下の意味を見出す - 満腹の情景第41回
晴れた日は太陽と料理を - 【労働】「5年ルール」を悪用されないために労働者が知っておきたいこと
- 連載 1★9★3★7
『時間』はなぜ消されたのか 14