TPPで日本は地獄
2月4日にTPP(環太平洋戦略経済連携協定)参加国12カ国の代表団が署名のため、ニュージーランドのオークランド市に集まった。これに抗議して、約1000人の市民が市内の道路を封鎖した。日本にとってもこの協定は、安倍内閣による「日本の対米売り渡し計画」だ。メディアの賛美報道に騙されてはならない。TPPを批准させたら、国民の生存基盤は破壊される。
- 日本は収奪されるだけだ
米国の米国による米国のためのTPP
- 議会の年内批准は絶望的だが
米国が狙う次の一手
米国議会は大統領選挙一色で、到底年内のTPP批准は無理だ。だが米国通商代表部(USTR)は大企業の意を受けながら、日本との裏の二国間協議で要求を突きつけようとしている。
◆米韓自由貿易協定で利益は大企業に
- 「国民皆保険崩壊はまぬがれた」も大ウソ
医薬品は高価格 米製薬会社の利益は拡大
一体、どこの誰が得をするのか。TPP協定の概要を読み込むと、医療分野も米企業に都合の良い内容であることがわかる。日本にとって“改悪”の制度なのだ。
- 近代的設備を捨て、対話と触診で患者と向き合う--
地域医療のパイオニア・増田進医師の警鐘
TPPを推進する経済思想が、医療や福祉といかに矛盾するか。「人を見る医療」を実践する、一人の医師の重い言葉がここに。
- 結局、米国企業が得する仕組みだ
国民の知らないISDの本当の怖さ
TPPを批准してしまうと、一国の法律や制度よりも米国等の多国籍企業の利害が優先されかねない。それを可能にするISDこそ、TPPの本質を示す最悪の条項だ。
- TPPで加速する“GM作物”の脅威
“危険な商品”を圧しつける米国企業
遺伝子組み換え作物の“輸入大国”である日本に、新たな脅威が迫っている。TPP推進の背景には、米国GM企業の巧みな仕掛けがある。
- なぜ、EUのように、住民の命を守る安全基準を
作れないのか
TPPで打撃を受けることが予想される酪農業。現場はどう考えているのか。東京で牧場を営み、「牛と人の出会いから広がる牧畜文化」を考え続ける酪農家・磯沼正徳さんを訪ねた。
- 新作『牡蠣工場』が公開 想田和弘監督と考える
過疎、貧困、グローバリゼーション、そしてTPP
過疎に悩む瀬戸内の漁村にも「グローバリズム」はやってきた--。人もモノも世界的に流動する時代は、TPPでさらに勢いを増すだろう。近代と経済成長の行き着く先に希望は描けるか。監督の想田和弘さんに聞いた。
- 筋ワル物件が露呈した甘利スキャンダル
「口利き」の実態隠しに慌てる国交省とUR - 米国ではあのトランプ氏も反対だが……
宗像秘書官の呆れたTPP説得工作 - 宇佐神宮乗っ取り事件(下)
宮司任命権により地方神社を直轄支配 - 北朝鮮「衛星打ち上げ」で扇動する安倍政権
- 飛耳長目 116
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「ヘイトクライムに負けない」