東京電力
福島第一原発事故
5年後の真実

東京電力福島第一原発の壊滅的な事故から5年が過ぎた。安倍晋三政権は、汚染水と同じように「安全デマ」を垂れ流すが、健康被害が本格化するのはこれからだ。事実から目を背けてはならない。

  • 東日本全域に健康被害が出る!
    広瀬隆
  • 甲状腺がん「数十倍」発見
    沈黙と分断の圧力にあらがう母親たち
    瀬川牧子

    福島県の浜通りと中通り地方のほとんどは、チェルノブイリ原発事故の「汚染地域」に該当する。いまも多くの人々が暮らすこの地域でなにが起こっているのか。郡山市を訪ね、母親たちの肉声を聞いた。

  • フォトジャーナリストが見た福島
    広河隆一/福島県大熊町 ふるさとへの一時帰宅
    豊田直巳/原発PR看板の撤去 無人の町の“負の遺産”が消される
    新藤健一/海をあきらめない漁師たち いわき市で今年初の試験操業
    石川梵/拡散した大量の放射性物質 1号機ベントの瞬間
  • 事故後の原発に接近取材、そして妊娠が判明――
    海南友子監督最新作『抱く{HUG}ハグ』を語る
    「自身も“避難する母子”となり、得たのは『強さ』と『愚かさ』でした」

    斉藤円華

    「3・11」後、東京電力福島第一原発まで数キロメートルの地点まで迫り、取材していた映画監督の海南友子さん。そのすぐあとに妊娠がわかるが、「お腹の子を被曝させたのでは?」と悩みつつ、カメラは回し続けた。「最初で最後」というセルフドキュメンタリーを世に問う心境を聞いた。

  • 福島を忘れない!
    3・11の本箱&映画
    選/編集部
  • 「ふくしまオルガン堂」が閉店
    新たなステージに向かう福島の有機農業者たち
    市川はるみ

    東日本大震災、原発事故から6年目。福島の有機農家の団体が東京都下北沢で運営していたカフェ「ふくしまオルガン堂」が、この3月20日に閉店することになった。これまでのこと、これからのことを聞いた。

  • 京大原子炉実験所「原子力安全問題ゼミ」最終回
    今中哲二氏「飯舘村の“除染”作業は環境破壊にすぎない」
    明石昇二郎

    36年の長期にわたり、原発や核施設の危険性を「公開・参加費無料」で議論し、問題提起し続けてきた京都大学原子炉実験所(大阪府熊取町)の「原子力安全問題ゼミ」が惜しまれながら終了した。

  • ティーヒー氏「チェルノブイリ事故では多くの事故処理作業者が発病」
    粟野仁雄
  • 「子ども脱被ばく裁判」井戸謙一弁護団長に聞く
    実質審理に入る可能性が高まった
    伊田浩之

    福島県内の小中学生やその保護者約120人が、県や居住地の市町村に対し、安全な環境で教育を受ける権利の確認などを求めている「子ども脱被ばく裁判」(福島地裁、金沢秀樹裁判長)。2月25日に第4回口頭弁論を終えた弁護団長の井戸謙一弁護士(61歳)に聞いた。

  • 飛耳長目 117
    辺野古新基地建設の一時中止 佐藤 優
  • 日本から届いた脅迫と「歴史修正主義本」 アレクシス・ダデン
  • 朴裕河氏を支持する知識人に問う
    『帝国の慰安婦』と「日本免責」の論理 能川元一
  • 捏造記者はどちらだ
    植村隆氏を攻撃する前川惠司氏 伊田浩之
  • ヘイト・スピーチが本人尋問への圧力に 平野次郎
  • 政治的裏取引と特権扱いの胡散臭さ
    新聞の「軽減税率適用」に批判の声 門奈直樹
  • 北海道石狩湾新港
    市民風力発電の風車で低周波音被害のリスク 加藤やすこ

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