破綻した「安倍首相の思惑」
日韓合意後の
「慰安婦」問題
日本メディアが称賛した、昨年末の「慰安婦」問題に関する日韓合意。だが今日に至るまで、「最終的かつ不可逆的」という両国のうたい文句にもかかわらず、何の進展もない。生存する被害者の多くは合意を拒否し、国連もこの合意に否定的評価を下した。こうした現状を招いた根本的な原因は、日本政府が未だ真の謝罪を果たしていないためだ。
- これでは解決にならない
国連女性差別撤廃委員会が
日本に突き付けた「総括所見」 - 韓国のリベラル派論客、韓洪九さんインタビュー
日韓合意は「和解という名の暴力」日本と韓国による「慰安婦」問題の合意(2015年12月)に対し、日本では歓迎ムードだが、韓国では被害女性たちや支援団体含めて全国的な抗議運動が広がっている。この世論の落差はどこに起因するのか。韓国を代表する歴史家でリベラル派論客の韓洪九さん(聖公会大学校教授)に、金富子さん(植民地朝鮮ジェンダー史)が聞いた。
- 当事者が語った「強制連行」証言の源流
被害者の存在から目を背け世界に恥を晒した
日本政府の虚妄「慰安婦」問題をめぐる歴史歪曲プロパガンダの余波が、ついに国際舞台に及んだ。昨年末の合意の「成果」を振りかざす日本政府が、右派論壇の主張に丸乗りしたのだ。しかし、被害者の存在から目を背け続ける日本の姿勢が、世界の理解を得ることはない。
- 元「慰安婦」・李玉善
「お金で私たちの口はふさげない」 - 評価派VS否定派の溝は埋まったか
激論!『帝国の慰安婦』をめぐるシンポジウム朴裕河氏の『帝国の慰安婦』ほど、その評価をめぐり、近年「リベラル論壇」に溝を生じさせた書物はない。3月28日に東京大学で開かれたシンポジウムは、あらためて互いの隔たりを浮き彫りにした。
- 日本最大の活断層、中央構造線が動いた熊本大地震
伊方原発・川内原発直下地震で日本壊滅の恐れ! - 冤罪拡大につながる刑訴法改悪
- 浮躁中国 90
報じられてこなかった台湾の「慰安婦」問題 - 子宮頸がんワクチン被害者に矛先を向ける雑誌『Wedge』
ウソを重ねて被害者接触をはかった元WHO職員 - 日本を孤立させる軽率な核武装論
- 「『誰か行く者は』と問われ、私が『行きます』と答えた」
チェルノブイリ原発事故処理作業員が語る30年 - 連載 あしたがあるさ!当事者主権の胎動 8
大鹿の100年先を育む会 前島久美さん