安倍政権と言論統制
特定秘密保護法で情報へのアクセスを縛り、放送法を盾に電波停止をちらつかせ、ジャーナリズムの牙を抜くことに腐心する安倍政権。最近では自民党総裁ネット戦略アドバイザーが、政府に批判的な海外メディア報道批判を始めた。こうした圧力に屈せず、民主主義に資する権力監視のために闘っているメディアの現場にも迫った。
- 情報戦の最前線は?!
安倍自民党はネット強者なのか - MSとの提携でノウハウを獲得
ネット上で『産経』の記事が目立つわけヤフーなどのネット配信記事で、「『産経新聞』配信が目立つ」との声がある。リベラル言論退潮との関係も指摘される。背景にある『産経』のデジタル戦略とは。
- 新キャスター星浩氏の評判は?
歯止めのない政権との一体化へ「クローズアップ現代」「NEWS23」「報道ステーション」のメインキャスターが3月末で降板し、それぞれの番組がリニューアルされた。それから2カ月、各番組の現場はどうなっているのか。
- 政府見解に沿った『オレンジブック』
NHK国際放送で強まる〈ソフトな検閲〉「南京事件」の項目では、「必ず日本政府の立場も説明する」という断り書きがついたNHK国際放送のニュース英訳の手引書。国益を損ねない“バランス感覚”が際立つ中身だ。
- イラク支援の高遠菜穂子さんが見た日本のメディア
クレームで自粛と萎縮の悪循環 - ヘイトスピーチの取材を続けて
「偏っていますが、何か」特定秘密保護法の成立以来、報道規制だけでなく、自己規制さえ目に付くのが新聞社。そのなかで報道の自主性を貫くと政権から「左翼」「偏向」と名指しされる。最前線で現場を取材する記者が、圧力に屈しない姿勢を語る。
- 新聞業界の取材現場で進む自主規制
秘密保護法で取材先が萎縮 - 「報道の自由度」は「独裁国家」並みの72位
記者クラブ制度が「報道統制」を担っている毎年発表される「国境なき記者団」による「報道の自由度ランキング」。第二次安倍政権発足とともに急降下し、最新の順位は過去最悪の72位。日本のメディアを覆う「報道自粛」と「報道統制」の構造を、現役の新聞社編集委員がえぐり出す。
- なぜ、ジャーナリストは共に闘わないのか?
世界が驚く!? 安倍政権のメディア支配日本メディアは世界から見てどう映っているのか?『ニューヨーク・タイムズ』前東京支局長のマーティン・ファクラーさんと田島泰彦上智大学教授に日本メディアの現状について話しあっていただきました。
- 連載 デモクラTV共同企画〈TPPの闇を斬る〉第7回
鈴木宣弘さんに聞く 不都合な真実を隠す守秘義務 - サバルタンの声は届いたのか
対談 『帝国の慰安婦』著者・朴裕河世宗大教授 × 中島岳志本誌編集委員 - 〈インタビュー〉朴裕河氏に問う
史料の誤用、事実の歪曲という批判にどう答えますか - 連載 あしたがあるさ!当事者主権の胎動 10
野宿者ネットワーク代表 生田武志さん - 連載 自由と創造のためのレッスン 48
権力と憲法(2)憲法はブルジョワジーの道具 - 検証 刑訴法・盗聴法改正法成立 1
並行審議で両法成立の合意があったのでは