東電福島第一原発事故
6年後の真実
あの忌まわしい東京電力福島第一原発の破局的事故から6年が経とうとしている。避難を強いられた人、自主的に避難した人、故郷にとどまった人――多くの人たちの暮らしや心は引き裂かれたままだ。未来を見通すことは難しく、誰を信じればいいのかさえわからない。混乱が続くなか、利権に群がる原発ムラが復活しようとしている。
- フクシマの苦難は続く
- 3月31日に避難指示が解除される福島・飯舘村
帰れない村に、帰りたい政府は、東京電力福島第一原発事故で福島県内に出した避難指示(事故直後11市町村)のうち、3月31日に浪江町・川俣町・飯舘村を、4月1日に富岡町を解除する。対象者は計約3万2000人。帰還するかどうかに揺れる飯舘村の人たちを追う。
- 住宅無償提供の打ち切りで
追い詰められる自主避難者政府指示の避難区域以外の避難者、いわゆる「自主避難者」に対する住宅無償提供の打ち切りが、3月末に迫っている。避難者は高い家賃の壁や実質上の「追い出し」にあい、切迫した状況にある。
- 2号機格納容器内は1分弱で致死量
石棺化を早く検討すべき福島第一原発でいま行なわれている廃炉作業は見直すべきだ。無理な工程では作業員に被曝を強いるばかりか、廃炉費用も増え続ける。
- 東芝、三菱、日立の原子力部門が統合?!
「日の丸原発」会社の危うさ今や原発ビジネスは、グローバルな不良資産と化した。放置しておくと東芝のように存亡の危機に追い込まれる。しかし日本では、官民一体の「日の丸原発」会社を立ち上げる案が浮上している。
- 原子力ムラに乗っ取られた規制庁
- 強制起訴から1年
引き延ばし戦術取る東電旧経営陣の卑劣これほど重大で深刻な事故が起きていながら誰ひとり刑事責任を問われていない――福島復興のためにはまず責任の所在を明確にするべきではないか。
- 「天皇陛下バンザイって言ってやろうかな」と
赤ワイン片手にのたまった稲田防衛大臣 - 最悪の治安立法としての共謀罪
これから予想される権力の新たな弾圧 - 台湾の市民団体と日本の生産・流通関係者らが交流
どう考える? 原発事故後の食品リスク - 経営破綻した『Newton』の恐るべき過去
- 子宮頸がんワクチン薬害訴訟弁護士らを
"反ワクチン派"と決めつけワクチン推進を図る人々 - 飛耳長目 129
又吉進外務省参与は沖縄史の汚点になる - ヘイトや原発問題を正面から歌う中川五郎さんインタビュー
不寛容な時代へのプロテスト