“忖度メディア”
再生への処方箋

  • 対談 古賀茂明×室井佑月
    「幹部が安倍首相とメシ食っても、横でつながれ!」

    総選挙後、森友学園・加計学園問題への追及が足りないと思っている人は多いだろう。今年の流行語大賞に選ばれた「忖度」。それを一番実践しているのはメディアではないか。本来の役割を果たすためには何が必要か。まずは、スペシャル対談から考える。『報道ステーション』降板劇を経て、本人いわく“無職”の古賀茂明さん。そして“ただのオバサン”を自称しつつ、テレビでまっとうな批判精神を発揮し続ける稀有な存在、室井佑月さん。旧知の二人が檄を飛ばす。「メディアよ、連帯して立て!」

  • 「新聞と権力」拮抗の歴史
    分断の先に描くこれからのメディア地図
    藤森研

    メディアが時の政権に忖度するのは今に始まったことではない。一方で、ジャーナリズムが本来の役割を果たしてきた歴史もある。新聞を中心に戦後の報道を振り返り、今後のあり方を探る。

  • 苦闘する仏ジャーナリズムと奮闘する「独立系メディア」
    羽生のり子

    自由の国、フランス。しかしメディアは苦闘を強いられている。マクロン政権とは冷戦状態。加えて多くが大企業グループや投資家の傘下にあり、グループや取引先を告発すると訴えられることも。一方で光明もある。訴訟覚悟で気概を貫く独立系メディアの存在だ。

  • 〈インタビュー1〉森本毅郎
    「揚げ足を取られない、狡猾な作戦が放送局側に必要なんですよ」

    ふとテレビやラジオをつければ、歯切れの悪いコメントばかり。そんな中、鋭く社会を斬る男がいる。ニュースキャスターの森本毅郎さんだ。ラジオをはじめ、今のメディアの体たらくについて聞いた。

  • 元“ウワシン”カメラマンが危惧する「メディアの弛み」
    今の大相撲騒動、『噂の眞相』なら間違いなく、アレを狙った
    中村祥平
  • 〈インタビュー2〉町山広美
    「『対話』をテレビでどう反映させられるかを、私も考えたい」

    放送作家として、マツコ・デラックスや有吉弘行など「毒舌キャラ」の人気者から、さらなる魅力を引き出す町山広美さん。自らもツイッターなどで、切れ味鋭い言葉を発信している。その町山さんが今のメディアを通して日々感じている、「おかしいぞ?」とは。

  • ディズニーの“出入り禁止”に連帯して抗議!
    米メディアの「ジャーナリスト魂」
    境分万純

    ディズニーランドと地元市議会との歪なビジネスの実態を、『ロサンゼルス・タイムズ』に抉り出されたディズニー。同紙の映画記者を試写会から締め出し、懲罰し報復した――つもりだったのかもしれないが、映画ジャーナリストや批評家たちの猛烈な抗議に直面し、撤回する羽目に。日本のメディアではおよそ期待できない(?)骨太な攻防の顛末を報告する。

  • 伊方3号機
    広島高裁、火山で運転差し止め決定 伊田浩之
  • アベ政権に野党はどう挑むか
    日本共産党・志位和夫委員長インタビュー 聞き手/北村 肇
  • 『産経』・古森義久氏の「歪曲の手口」 能川元一
  • 櫻井よしこ氏に聞く
    「なぜ私は改憲を主張するのか」
  • 望月衣塑子記者への「官邸」誘発テロを許さない 徃住嘉文
  • どう見る、NHK受信料“義務判決” 醍醐 聰
  • 南京事件80年の現場をゆく
    侵略の「爪痕」と日中関係改善の動き 新藤健一
  • 「日韓学生フォーラム」体験記
    日・韓・中 隣国を“知る”! 学生たちがソウルで交流
  • 連載 ぶれない・あきらめない・おそれない 八木啓代
    健全な法治国家のために声をあげる 片岡伸行
  • 戦後の平和と繁栄は「戦争の尊い犠牲」のおかげか 赤澤史朗
  • 約3000人の飯舘村民を3年間棚晒しした原発ADRの厚顔無恥 明石昇二郎
  • 持っても使えない「敵基地攻撃能力」 田岡俊次
  • ロシア革命100年の教訓 塩原俊彦
  • 追悼
    ありがとう、そしてさようなら 2017年に亡くなった方々

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