米国の「おしつけ改憲」
もし安倍晋三首相の3選を許したら......改憲に向かう動きが一挙に高まるだろう。だが、いくら安倍首相が「占領軍が憲法をおしつけた」とか「日本人の手で憲法を」などと一見「ナショナリスト」のような発言を繰り返そうが、歴代のタカ派・改憲派の首相と同様に、その本質は日本国民の利害よりも米国を優先する卑屈な対米従属なのだ。実際、米国から内政干渉のように改憲が突きつけられても、ありがたがって拝聴するだけだ。日本人が「おしつけ」られたのは憲法ではなく、改憲だったのではなかったか。
- 激変する世界で憲法の精神を今こそ掲げよ
改憲すれば日本はますます米国に従属する - 米国人から見た属国・日本の無知
「思いやり予算」もおかしいけれど、改憲も - 歴代改憲派3首相の「売国」度
戦後歴代首相のなかで、米国による「おしつけ憲法」の改憲を声高に主張した岸、中曽根、安倍の3人の元・現首相。だが、同時に米国に媚びる姿勢が際立ち、軍事的要求に従ってきた。その結果日本は、先進国で例がないほどの対米従属国家に甘んじている。しかも、結党時に改憲を宣言した自民党自体も、米国から秘密の資金を受けていた事実がさまざまな資料によって裏付けられている。
- 戦後保守政権の改憲動向
- 糸数慶子参議院議員(沖縄選挙区)に聞く
「日米地位協定」を放置して何が改憲ですか占領時代と変わらぬ在日米軍の特権を許しているのが、日米地位協定だ。特に全国の米軍基地の7割以上が集中している沖縄の県民は、この協定に苦しめられている。安倍晋三首相が「押し付け」を嫌うのなら、なぜこの協定を改定しないのか。
- 米国には逆らわないのに威張りたがる右派の心理
幼稚な安倍首相の「大日本帝国ごっこ」米国には卑屈でも、自分たちが「栄光の時代」と思っている戦前のムードに浸りたいがために、安倍首相や右派が興じているのが「大日本帝国ごっこ」だ。こんな子どもじみた懐古趣味で、平和憲法が破壊されてはたまらない。
オウム 麻原氏ら7人に死刑執行
オウム真理教の教祖だった松本智津夫(教祖名、麻原彰晃)死刑囚ら、教団元幹部7人の死刑が7月6日、執行された。彼らはなぜ罪を犯したのか──真実はわからないまま「平成の事件は平成のうちに」など詭弁を弄し「大量処刑」。これは愚挙であり、失ったものは計りしれないのではないか。『A』『A2』でオウムと日本社会を考え続けてきた森達也さん、「オウム事件真相究明の会」を森さんらと立ち上げた雨宮処凛さん、密着取材を続けた岩本太郎さんと考える。
- 麻原は生きていた。ならば語らせるべきだった。
- 真実は永遠に闇の中 それでいいのか?
- 「憲法違反」覚悟で自治体がサービス提供拒否
「1999年のヘイトスピーチ」から私たちは変わったのかオウムをめぐっては、以前から過剰とも言える行政の対応や過熱報道が繰り返されてきた。いつもの人権感覚とズレはないのか。そこに落とし穴はないのか。
- 自民、死刑執行前夜に宴会 上川法相が「万歳」
- 関西大学、労基署申告の教員を解雇
違法残業を追及した組合への報復か - シリーズ 私たちは黙らない!
ハラスメントを可視化することで減らしたい - 連載 不謹慎な旅 2 旧大槌町役場と東北の震災遺構
解体するあの日と明日 - 連載 ぶれない・あきらめない・おそれない 寺田ユースケ
「車イス、押してくれませんか?」と声をかけ旅する - ここは静かな脱原発最前線 霞ヶ関の"梁山泊"2年11カ月
歌って踊って叫んでコスプレ JKS47 - 〈漫画〉伊藤千尋&さらんの「憲遊記」(最終回)