自民党総裁選を読む
- 大義なき改憲目指す安倍首相を止める者なし
異論を許さない独裁総裁にNOと言えない
自民党議員自民党総裁選で現職が敗れたのは一度だけ。圧倒的に現職が有利でも総裁選が行なわれてきたのは、党内に議論があったほうがより強い党になるという前提が共有されてきたからだ。しかし昨今の自民党にそのような「大人の姿勢」は見られない。異論を許されない党員たちは言論の府で何を語るのか。
- 危険な改憲論者たちの戦争傾斜
安倍・石破の両「防衛論」はどう違うのか総裁選に立候補した安倍晋三・石破茂両氏の防衛・安全保障政策に、違いはあるのか。また、共通点はどうなのか。ほとんど妄想めいた感情論の前者に、一見具体的な「論理構築」を誇る後者という差があるにせよ、危険性という点では共通なのだ。
- “素晴らしき”反面教師
「安倍礼賛メディア」に学ぶ自民党総裁選に合わせるように、各右派雑誌が一斉に「安倍ヨイショ」をしまくりです。いずれも、まともな神経では活字を追えないほどの賛美、賛美の大合唱。それにもめげず、「明日の自由を守る若手弁護士の会」と編集部の男女計4人が、鼻をつまみながらも各誌をチェックしてみました。
- 日本の男社会が育てた
構造的暴力の象徴としての自民党 - 同期は安倍首相がキライ(3) 佐藤博文弁護士
自民党総裁選では圧勝が予想される安倍晋三首相。その先に予定される改憲では、自衛隊を明記することを狙う。日本の若者が米国のために血を流すことが、米国と同等になる証とでもいいたげだ。安倍首相のこんな考えに、司法の場で真っ向から挑む同期がいる。
「雇われない」働き方
協同労働って何?「雇い」──「雇われる」関係ではなく、自らの働き方を、「協同」で決める「協同労働」を知ってますか? ヨーロッパなどではすでに定着している働き方が、日本でも本格化しつつあります。根拠となる法案は、着実に議論を重ねている。協同労働がテーマの映画も近日上映予定。地域おこし・仕事づくりにもつながる「雇われない」働き方=協同労働の世界にご案内します。
- 〈現場ルポ〉「隣の困難」に踏み込めない時代に、地域ニーズを掘り起こし支援事業
つくっちゃおうよ!協同労働を行なうワーカーズコープとは、具体的にどんな活動をしているのか? 「つくっちゃおうよ」の精神で、次々と地域のニーズを掘り起こしている石橋妙子さんの活動を紹介する。
- 協同労働をめぐるQ&A
そもそも、協同労働とは何なのか? なぜ法律が必要なのか?──などなど、協同労働をめぐる疑問に答えます。
- 『Workers 被災地に起つ』森康行監督と考える
どんな人にも「居場所」はある働く人が仕事をつくる「協同労働」。その現場を描くドキュメンタリー映画『Workers 被災地に起つ』が完成した。前作『Workers』(2012年)は東京の下町が舞台だが、今回は宮城と岩手での「仕事おこし」を取材。学校や会社になじめなかった人が、仕事を通して自分の居場所を生み出し、それが「地域おこし」にもなっている。撮影から見えた協同労働の可能性を森康行監督と考える。
- 協同労働はユートピアか神話か
モンドラゴンから学ぶ協同労働の可能性40年近く世界中から注目を浴びてきた「モンドラゴン協同組合グループ」(MCC)。基盤のあるスペイン・バスク地方にあるモンドラゴンの町には、世界中から多くの視察者が訪れる。今もなお進化を続けるMCCは、協同労働を考える上で大切な精神や新たな視点を提示してくれる。
- 稼いだカネを普通の銀行に預けてどうする?
協同労働はいわば、資本主義的営利セクターに対置し、市民一人ひとりが主体となった、オルタナティブな社会連帯的経済システムを構築する側面がある。こうした取り組みにとって「資金調達」は大きな悩み。この問題を解決すべく、ヨーロッパでは、連帯に基づく社会的金融のネットワークが広がっている。日本もその議論を始めるときがきている。
激戦の火ぶた切った沖縄県知事選
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どんなミステリーでも最後には"犯人"が捕まる!? - 連載 ぶれない・あきらめない・おそれない 右田 隆
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麻生派提言は「悪魔のささやき」