どうしてこうなった?
日韓関係

  • 悪化の根底にあるものは?
    “加害者”から“被害者”へ
    日朝首脳会談が分水嶺

    青木理

    いま、この人が日韓問題について話すと必ずといって良いほど“炎上”する。ごく普通のことを話しているだけなのに。『共同通信』元ソウル特派員でジャーナリストの青木理氏は、2002年の日朝首脳会談が分水嶺だったと見る。

  • 〈福岡現地レポート〉
    韓国人観光客激減で宿泊施設・飲食店に大打撃
    神原里佳

    地理的な条件からアジアの観光客が多い福岡では、日韓関係の悪化によって観光業が大きな打撃を受けている。ホテル、交通機関などは言うまでもないが、一番痛手を受けるのは小規模な事業者や個人店だ。見通しの立たない現在の状況に、多くの事業者が頭を抱えている。

  • 日本の対応は「報復ではない」が韓国の対応は「報復」?
    誤った構図を拡散していく日本のマスメディア
    加藤直樹

    日本のマスメディアは日韓両国の対立点をフェアに伝えているか。日本政府の見解を無批判に垂れ流すことで、事実に基づく理性的な議論を困難にさせている、と筆者は指摘する。

  • 「上から目線」韓国報道が開く戦争への道
    いまこそ市民によるメディアチェック運動を
    竹信三恵子

    韓国報道がおかしい。リベラル系のマスメディアも含め、韓国批判に染め上げられたかのような報道ぶりは、まがりなりにも「両論併記による中立」を押し出してきた従来のマスメディアの原則さえ逸脱している。放置すれば、戦争にも直結しかねない、根拠のない「上から目線」が、そこにちらつく。これは、報道の自殺行為ではないのか。そんな思いに駆られて、昨年来、提案してきたのが、市民による韓国報道チェック運動だ。

  • 50年の沈黙を破って軍性暴力と闘い続けた女性
    ジャン・ラフ=オハーンさんを偲ぶ
    田中利幸

    元オランダ人日本軍「慰安婦」、ジャン・ラフ=オハーンさんが移住先のオーストラリア南部アデレードにて8月19日(現地時間)に亡くなった。享年96。1992年12月に東京で開かれた「戦後補償国際公聴会」などでオランダ人としてはじめて日本軍性的奴隷(慰安婦)被害を証言し、世界にその事実を伝えた。オーストラリアで「慰安婦」問題の研究に取り組み、オハーンさんとも親交の深かった歴史家の田中利幸氏がオハーンさんの苦難の歴史と功績を辿る。

  • 『週刊ポスト』「断韓」特集問題
    『週刊ポスト』「断韓」特集問題
    山崎雅弘

    『週刊ポスト』9月13日号の「韓国なんて要らない」特集に対しては、「売れれば何をやっても良いのか」という批判が相次いだ。しかし、そもそもなぜ嫌韓記事が売れるのか。このような記事を喜ぶ男性読者も「共犯関係」なのではないか。

  • 目黒の女児虐待死事件 
    公判で明らかになった母親のDV被害 小宮純一
  • 戦争への反省表明願う昭和天皇「拝謁記」
    残された最大のタブー、「特殊な対米従属体制」解除へのカウントダウン 白井 聡
  • 「逃亡犯条例」改正案の正式撤回から初の週末
    香港デモ、10万人が米総領事館に行進 写真・文/初沢亜利
  • メガソーラー建設計画に揺れる高麗の地(上)
    太陽光発電設備に「待った」 日高市が条例を制定 片岡伸行
  • 不謹慎な旅(16)
    "忖度道路"の先のボタ山 筑豊三都 写真・文/木村 聡
  • STOP!9条改憲(44)
    改憲に向けた9月人事の眼目 高田 健
  • 続き読み物「この男イヤだ」
    第3回 カツヒコ 石坂 啓
  • 労働基準法を遵守し、「不払い」を解消せよ
    立ち上がるホームヘルパーたち 西村仁美
  • ハマス政権が住民デモを弾圧
    ジャーナリストとしてガザで生きる 写真・文/ 土井敏邦

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