忠死を強いられた兵隊
勇ましい言葉とともに戦場に送られ、命果てた兵隊。戦争の不条理を見つめ、人々を戦争に駆り立てた嘘や虚言を剥ぐ。
- 元特攻隊員の兄弟が「最後の証言」
「回天が貴様たちの棺桶だ」と上官が放言11月9日、「元特攻兵(回天・伏龍・震洋)岩井兄弟からの最後の証言」と題された東京都内での集いは、立ち見も出る大勢の来場者(約250人)で溢れていた。不戦兵士・市民の会主催で、「敗戦75年」を前に、ともに90代後半の元特攻隊員の兄弟が自らの体験と戦争の不条理さを語り尽くした。
- ノモンハン戦争から80年
現地を訪ねて ハルハ川の蜃気楼1939年5月から9月にかけて満蒙の国境で起きたノモンハン戦争は、日満・蒙ソの兵士に多くの犠牲者を出した。なぜそこで苦戦死闘が繰り広げられたのか。関東軍の軍人を父に持つ筆者がこの9月、現地を訪ねた。
- 銃後に求められたもの
食卓や墓から見える 「伝統的家族」の本当の姿日本の伝統と思われているものの多くは近代になって作られたものだった―。『戦下のレシピ』の著者、斎藤美奈子さんと『まぼろしの「日本的家族」』の編著者、早川タダノリさんが戦前・戦中の婦人雑誌を題材に私たちが思い描く“伝統”にせまる。
- 歴史学者・吉田裕さんに聞く
「約四、五万に上る大殺戮」に言及
南京事件否定派が10年以上反論しない
日本軍内部史料1937年の南京事件について「約四、五万に上る大殺戮、市民に対する掠奪強姦多数ありしことは事実なるか如し」と書かれた日本軍関連史料が存在する。戦後に厚生省引揚援護局が作成した『岡村寧次大将陣中感想録』である。岡村は、終戦時には中国戦線全体の司令官を務めた人物だ。「否定派」は10年以上、この史料には「知らんぷり」を続けている。
「桜を見る会」で詰んだ安倍首相
- 法律的観点から郷原信郎弁護士が断言
前夜祭はどう説明しても違法となる - 疑惑に火を付けた『しんぶん赤旗』日曜版、山本豊彦編集長に聞く
安倍事務所の疑惑だから責任は転嫁できない - イラクの小児がんの子どもたちを支援して15年
JIM-NETがチョコ募金をスタート - 監視社会ニッポン 狙われるDNA編05
消えた「法制化」 - 続き読み物「この男イヤだ」(13)
アサコ - ぶれない・あきらめない・おそれない
岩崎京子 「戦争にならないように」と子どもに伝えたい児童文学作家 - ヴィパッサナー瞑想体験記(5)
- ロスジェネ 死線からの生還(10)
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