追悼 中村哲さん
戦乱や干ばつにより荒れ果てた国土で貧困に苦しむアフガニスタンの人々を、医療、水源確保などで長期にわたり支援しつづけた医師、中村哲さんが12月4日、現地のスタッフ5人とともに凶弾に倒れた。
中村さんの活動は民族や宗教を超え、人の命を守ることに徹してきた。そのことで多くの人々の信頼を得て、危険地域での希有な活動が可能になった。
いま、現地の人々が、中村さんの死を悼んでいる。本誌でもゆかりの人たちに追悼文を寄せて貰った。命を守る中村さんの遺志を、私たちの胸に刻みつけたい。
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「武力なき平和」の実践者「9・11」直後の国会で、謙虚な物腰ながら毅然と、中村哲さんはみずからの意見を主張した。日本が米国への軍事的従属を強めるなか、中村さんの警句をどう活かしていくのか、私たちは改めて自問したい。
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