新型肺炎

  • 「感染拡大防止」に最善を尽くしたのか
    問われる小池都知事の「五輪延期」決定以前
    横田一

    小池百合子東京都知事は3月25日の会見で「オーバーシュート(感染爆発)」の懸念を訴え、「ロックダウン(首都封鎖)」の可能性にも言及した。しかし、東京五輪延期決定以前の小池都知事の「感染拡大防止」対策には不透明な点が多い。五輪の開催に固執して、適切な対応を取らなかったのではないだろうか。

  • 佐々木淳医師に聞く
    新型コロナ正しい知識Q&A

    新型コロナウイルスに感染しないためには正しい知識のもと、リスクを避ける行動をしなければならない。患者宅や高齢者施設などへの訪問診療で、日頃から感染症には気を配っている医師に、新型コロナウイルスとはどのようなものか、感染しないために何を心がけるべきかを聞いた。

  • 新型コロナウイルスに感染しないために
    知っておきたい衛生知識

    感染を防ぐため、除菌やマスク着用をはじめ、何が効果的か、さまざまな情報がとびかっている。しかし、基本的にはウイルスを鼻や口などから体内に入れないようにすればよいので、こまめな手洗いと換気をし、人の密集するところに近づかなければリスクは下げられる。効果のある手洗いやマスク着脱時の注意点を知っておこう。

長時間労働に低賃金
「新型コロナ」影響も
ドライバー 危機一髪!?

新型コロナウイルスが世界規模で猛威をふるい、日本への影響も深刻だ。現状は予断を許さないが、学校休校や外出自粛、自宅勤務などにより「巣ごもり需要」が活発化。店には一部を除き食料や生活用品などが並ぶ。これには物流の9割を担うトラック輸送が大きく貢献している。

他方、バスやタクシーも感染リスクに直面しながら走り続けるが、貸切バス業界では観光需要の大幅な縮小で運転手の収入減や解雇といったケースが出始めているという。

これら自動車運転の職種は慢性的な人手不足と高齢化にあえぐ。直近の有効求人倍率は3・14倍(実数。2020年1月、厚生労働省調べ)で、全職種平均の1・49倍(季節調整値)を大きく上回る。人口減少などに加えて、自動車運輸業界で30年来すすむ規制緩和により事業者間の競争が激化。長時間労働が蔓延し、収入も低迷しているためだ。

社会を支えるプロドライバーは疲弊している。本特集はその現状を伝えるものである。(斉藤円華〈本誌〉)

  • すべては規制緩和から始まった
    トラック運転手は「顧客至上主義」に苦しんでる 橋本愛喜
    荷物はドライバーの「手積み・手降ろし」が当たり前。荷主の指定時間まで車内で待機を強いられ、周囲から苦情がくることも。大型トラックのハンドルも握ったライターが、多くのトラックドライバーに取材して見えてきた現実とは。
  • 睡眠不足は当たり前「営業所で寝起き」も!?
    バスドライバーは安月給!使命感だけが支えか 橋本愛喜
    空港バスや高速バス、地域の貴重な足となる乗合バス。乗客の命を預かり、使命感を支えにバスドライバーは今日もハンドルを握る。しかし勤務環境は想像以上に過酷だ。首都圏の現役ドライバーに聞き取り取材した。
  • 年金なしでは食べていけない!?
    タクシー運転者が直面する需要減と競争激化 安部誠治
    タクシーは便利で社会に不可欠な交通手段だ。しかし需要の縮小と規制緩和にともなう増車で運転者の収入は低迷。タクシードライバーが直面する構造的な問題を運輸安全研究の第一人者が解説する。
  • 東京都心で働くタクシー運転手を直撃!
    酔客やクレーマーに困ってます 斉藤円華
    平均年収が約350万円(2018年厚生労働省統計)というタクシー運転手だが、東京都内に限れば約470万円(同)と悪くはない。では何が大変なのか。運転手を直撃すると、泥酔客やクレーマーらに苦労する実態が明らかに。
  • ドライバーの汁 花くまゆうさく
  • メディアウオッチ
    首相会見の「舞台裏」明かす朝日新聞 臺 宏士
  • 鈴木邦男 ハンセイの記(6)
    生長の家創始者・谷口雅春先生
  • STOP! 9条改憲(57)
    静岡補選で野党統一候補実現 高田 健
  • 続き読み物「この男イヤだ」(21)
    タカギ 石坂 啓
  • 新型コロナウイルスを政治利用する"国民隷属"に抗う
    "反五輪"の灯は消させない 藤田 正

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