終わっていない
食品汚染

  • 終わっていない食品汚染
    福島第一原発事故から10年を経て、
    食品中の放射能は今どうなっている?

    上田昌文

    2011年の福島第一原発事故で、大量の放射性物質が放出され、田畑や山林が広範囲に汚染されました。
    その影響は農作物などに現れ、当時、連日のように出荷停止のニュースが流れました。
    また、食品を通して被曝する内部被曝についての勉強会なども、各地で開かれました。
    それから10年、今ではまったくといっていいほど耳にしなくなった「食品中の放射能」ですが、
    放射能に汚染された食品がなくなったわけではありません。現状はどうなっているのか探ります。

  • 【シリーズ】NHK番組改竄事件から20年(2)
    番組編集長永田浩三さんに聞く(上)

    「これは一つの堤防の決壊事件です」
    だれが改竄を指示したのか?

    旧日本軍「慰安婦」制度の責任を追及したNGO主催の「女性国際戦犯法廷」を取り上げたNHKの特集番組「ETV2001 シリーズ戦争をどう裁くか」の「第2回 問われる戦時性暴力」(01年1月30日放送)が政治介入によって改竄された事件の真相は、いまだに多くが不明のままだ。なかでも放送当日になって3分間にわたる被害女性の法廷証言や元日本兵の加害証言がカットされるという異常事態の経緯は闇の中と言っていい。本誌特集2人目の証言者は、永田浩三・武蔵大学教授(66歳)。当時チーフ・プロデューサーだった永田氏は、幹部から「3分カットは会長の指示」との証言を放送から6年後に引き出したという。一方、「編集長」として番組に責任を負う立場にあり、前回証言者の長井暁氏ら現場スタッフに改竄を指示し、改竄に加担した側でもある。NHKにとっては「堤防の決壊事件だった」とふりかえる。(=肩書は、原則当時)

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