前代未聞の五輪
開幕まで1週間を切った東京五輪・パラリンピック。新型コロナウイルス感染の再拡大により、東京に四度目の緊急事態宣言が発出された。菅義偉首相は「安全安心」の開催であることを繰り返し強調するが、国内のワクチン接種率は依然として低いままだ。五輪関係者入国の水際対策でも多くの不備が明らかになった。この状態での開催は医療現場をさらに逼迫するだろう。緊急事態宣言下、多くの市民の命や生活を犠牲にする前代未聞の祭典が始まろうとしている。
- 緊急事態宣言下「狂気の沙汰」の五輪開催
- 「お国のため」の子どもをつくる?
オリパラ教育の集大成はコロナ禍での観戦「観戦当日は混雑回避のため、会場最寄り駅の2駅前で降り、手荷物検査場を通って会場まで歩いてください」。観戦に児童を引率する教師が下見に行くと、東京都から委託された運営会社の係はこう説明したという
- 誘致、スポンサー、新型コロナの専門家
五輪翼賛体制はこうしてつくられたワクチンで感染拡大を抑え、東京オリパラを強行開催。スポーツの熱狂さめやらぬなか衆議院解散、総選挙を打って自民党の後退を最小限にとどめ、無投票で総裁選挙を乗り切る。菅首相はそんな「シナリオ」で勝負したという。
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