沖縄日本復帰50年
- 辺野古新基地建設は争点にならない?
政府がゆがめた名護市長選の構図今年、沖縄は日本復帰50年を迎える。本誌はこの1年をかけて沖縄のさまざまな現実に焦点をあて、深層にある問題を見つめるのと同時に、日本社会を問い直したいと考える。今年は沖縄にとって県知事選挙をはじめ、参院選挙、7市11町村の首長選挙、30市町村の議会議員選挙が予定される「選挙の年」でもある。皮切りに今月23日には、名護市長選挙と南城市長選挙が実施される。名護市は、政府が辺野古に新基地建設を強行したことで翻弄されつづけてきた自治体だ。そのことが民主主義に関わる重大な危機を引き起こしていることを、地元紙の記者が指摘する。
- 名護市長選、岸本洋平氏の政策を探る
辺野古新基地に反対し給食と保育の無料化継続「選挙イヤー」の幕開けを飾る重要な選挙のひとつ、名護市長選が1月16日告示、23日投開票される。有力候補者の岸本洋平氏の政策を探った。
シリーズ
NHK番組改竄事件から20年
『朝日新聞』報道の深層を掘る――その1・取材記者の証言 日本軍「慰安婦」制度の法的責任をテーマにしたNHKの特集番組が自民党政治家の介入で放送前に大幅改竄された事件は、今からちょうど17年前、2005年1月12日付『朝日新聞』記事によって明らかになった。その4年前に起きていた「政治介入による改竄事件」は、このスクープによって初めて白日の下に晒されたのだが、その後の右派勢力による『朝日』攻撃や自民党に迎合するNHK上層部の事実の歪曲や隠蔽により、「権力対メディア」の構図は、まるで「『朝日』対NHKの喧嘩」のようにすり替えられて喧伝されていく。本誌連載の今シリーズ(第5回)は、『朝日』の報道がその後、なぜ揺らいでいったのか、当時の取材記者らとともに考える。
- 取材者の証言・本田雅和記者に聞く
「政治介入」した側は、私にどう答えていたか?
今号では『朝日』報道の検証(その1)として、当時の政治介入の取材・報道にあたった本田雅和・元『朝日』社会部記者(現在『週刊金曜日』編集部)に証言を求め、年末年始にかけて長時間インタビューをした。 ・安倍晋三・中川昭一両氏への取材時の一問一答 ・中川昭一議員は記事掲載後、 どう反論していたか? 発言は迷走 ・安倍晋三議員の記事掲載後の主張の数々 - 柴田鉄治さんへの手紙
「書かれた記事がすべてです」「記者は記事の外で釈明すべきではない」
と考えた私
筆者は、自民党議員らによる政治介入で番組が改竄されたことを『朝日新聞』(以下、『朝日』)で報じたあと、右翼団体や右派メディアからのバッシングが続く中、『朝日』社会部時代の元上司(最初の部長)でOBになっていた柴田鉄治さん(故人)から「この問題について『朝日』の姿勢を問う本を出版するので、ぜひインタビューに応じてほしい」との要請を受けていた。が、2005年末、以下のような手紙を出して断った。今も基本的な考え方に変わりはない。しかし、社会問題や人権問題の取材では多くの人々にお世話になりながら、疑問が寄せられると「記事がすべて」と突き放すことで、読者や市民社会への説明責任を果たしたことになるのか、という疑問を抱き続けてきたのも事実だ。今回、臺宏士記者のインタビューを受けるにあたって、改めて自らの姿勢を問い直している。 - 【新連載】らんきりゅう
真冬の路上生活から抜け出せた人が多くいた - チリ新大統領は36歳 公正社会建設目指す
- 「脳死に近い状態」と診断された帆花ちゃんの成長の記録
國友勇吾監督が10年かけて完成させた映画『帆花』 - 不謹慎な旅(43)台風水害の多摩川河川敷
ステイ・ホーム・レス - たとえば世界でいま
北朝鮮/3年連続で「新年の辞」なし
ビルマ/「民族融和」とは程遠い独裁政権 - 【提携連載企画】公害『PFOA』04
まさに企業城下町 「ダイキンさんはありがたい」 - ユネスコ「世界の言語の地図帳」最新版を2月に公表予定
消滅危機にある日本国内の言語 - 話の特集 第588集3
はまぐりのねごと(110)
下段倶楽部(110)
なまくらのれん(197)
写日記(197)