安倍元首相
凶弾に倒れる
- わたしたちはいかなる暴力も許さない
- 安倍元首相、演説中に狙撃され死亡
逮捕された山上徹也容疑者、母親入信の
「統一教会」恨み、「関係深い安倍氏を狙った」。
そして、甘すぎた警備 - ヒトラー独裁成立の決定的契機に学ぶ
一瞬の衝撃が永遠の服従をもたらしうる - 安倍元首相銃撃で改めて感じた社会の“気分”
功罪を説くことすら「不謹慎」と攻撃される
2022参院選
気になる「あの人」「あの選挙区」で
起きたこと
3 年目となったコロナ禍に慣れつつも、ウクライナからの戦争報道に心は揺さぶられ、一方で「新しい資本主義」という言葉を次第に口にしなくなってきた岸田文雄首相には「ああ、やっぱり」との思いはあるが、いまさら失望を口にするほどでもない――。過半の有権者の気分を察すると、こんな感じだったのではないのだろうか。その気分は、投開票日の前々日に起きた安倍晋三元首相の銃撃・殺害事件で一変した。衝撃が冷めないなかで迎えた7月10日。民主主義と選挙の重さに改めて気づかされ、投票所に足を運んだ有権者も少なくなかったのではないか。 国費604 億円(今年度予算)をかけて、「良識の府」の半数の構成員を、私たち有権者がみずからの手で選んだ選挙。投じられた票には大小さまざまな期待と希望、あるいは怒りが込められていたに違いない。私たちはつぶさに目を凝らさなければならない。次の一歩を踏み出すためにも。今号では本誌がその結果に注目していた2人の候補者の戦いぶりと、三つの選挙区での状況を詳しくお伝えしたい。参院選全体の結果についての多角的な分析は、次号7月22日号で特集としてお届けする。
- 辻元清美の選挙戦
足元からやり直し、一人ひとりの声に耳を傾けた結果は?
昨年の衆院選でまさかの敗退を喫した立憲民主党前副代表の辻元清美。政界カムバックを目指して参院選に立候補した。「へこたれへん」のたすきをかけて全国を歩き回った辻元の選挙戦を振り返る。 - 結党77年の社会民主党
分裂前より増票で政党要件を維持、福島みずほ党首は当選
社会民主党(旧・日本社会党)が崖っぷちで踏みとどまった。全国比例の得票率は分裂前の2019年2・1%を上回る2・4%で、政党要件を維持したのだ。共産党につぐ老舗政党の顔として全国を回った福島みずほ党首は当選したが、獲得議席は1にとどまった。「平和・自由・平等・共生」を掲げる社民党の戦いを追う。 - 東京選挙区
自民2人堅調、山本太郎すべりこむ、維新届かず
1人区での野党共闘がなかなか成立しないなか、改選数6の東京選挙区には34人が立候補した。与野党現職や元職、新人が激しく競り合うなか、現職が安定した戦いを見せたが、政党のさまざまな思惑も浮かび上がる選挙戦だった。 - 京都選挙区
維新の猛攻をしのぎきった福山哲郎・立憲前幹事長
京都選挙区(改選定数2)の最大の焦点は、立憲民主党(立憲)と同党に対抗意識を燃やす日本維新の会(維新)との攻防だった。5選を目指した立憲前幹事長の福山哲郎(60歳)に対し、かつての盟友で国民民主党(国民)代表代行の前原誠司(衆院京都2区)が維新支援に回ったのだ。 - 大阪選挙区
「カジノ」の争点隠しを徹底し現職4人が議席を守る
大阪選挙区(改選定数4)は、大阪府と大阪市が大阪湾の人工島・夢洲への誘致を進めるカジノを含む統合型リゾート(IR)が争点の一つだった。カジノ推進派の日本維新の会(維新)、公明党、自民党の現職4候補を、カジノ反対の共産党と立憲民主党(立憲)、国民民主党(国民)、れいわ新選組(れいわ)の各候補が追う展開に。結果は現職4候補とも徹底したカジノの争点隠しで逃げ切り、議席を確保した。 - スクープ!19年データ追加 全国がん登録データを読み解く
福島県で8年連続多発が確認された「胃がん」は、
広島・長崎の被爆者たちの間でも多発していた - きんようアンテナ
欧州議会「EUタクソノミー」に原発含める提案承認
福島原発事故、大手電力会社の負担を政府が減額
原発20キロ圏内で進む国家プロジェクトの実態
『京都新聞』記者が大株主を会社法違反で刑事告発 - 自由と創造のためのレッスン(119)
対ロシア経済制裁の逆説 - たとえば世界でいま
米国/銃規制の一方で銃保有拡大
中国で女性リンチ事件 - 性的指向と性自認のリアル さまざまなわたし(4)
職場の理解があれば自分らしく生きられる - 【提携連載企画】 公害『PFOA』22
承諾から一転、ダイキン井上会長は取材を辞退 - 連載再開
はまぐりのねごと(117)
なまくらのれん(204)
写日記(204) - 映画『島守の塔』五十嵐匠監督に聞く