シリーズ・国葬への疑義【第5回】
- 「国葬」強行で強まる岸田政権の醜態
矛盾を糊塗する対応に半旗よりも反旗が翻る岸田文雄首相による安倍晋三・元首相の「国葬」強行姿勢に対しては、各地で差し止め訴訟や首長の参加を阻止するための住民監査請求が相次ぎ、報道各社の社説や世論調査も「反対」「批判」が「賛成」「支持」を軒並み上回っている。それでも政権は方針を撤回することも転換することもできず、醜態をさらすばかり。「弔意の強制」はしないというが、「各府省での弔旗掲揚と黙とうを『葬儀委員長決定』とする」など、矛盾を糊塗する対応で、「半旗」よりも「反旗」が広がる。
- 「法的根拠」にこだわった過去の政権
「安倍国葬」はあいまいなまま国葬と
国葬儀を使い分ける姑息反対の声が絶えない「安倍国葬」が9月27日に迫った。岸田文雄首相はようやく国会の質疑に応じたが、なお根拠はあいまいなままだ。過去の首相の葬儀を改めてたどると、今回の国葬がいかに無理な決定かが浮かび上がる。「安倍国葬」が実際にどう行なわれるのか、国会も国民も最後までウオッチが欠かせない。
"死ぬまで現役"社会の過酷
労災死亡の4割が60歳以上
- 《数字で見る》低年金による貧困を自己責任として放置
職場で安全が脅かされる高齢者
厚生労働省は今年5月30日に2021年の労働災害統計確定値を発表した。筆者はそのなかの労災死亡に占める高齢者の割合に注目した。厚労省の報道資料では言及されていないが、高齢者の労災死亡が過去最悪であることを示すものだった。 - 《ルポ》高齢者の働く現場から
チラシ配りは時給換算で300円。「それでも働けるうちは」
"現役世代"でもしり込みしそうな過酷な労働環境に身を置く高齢者は少なくない。事故が起きても、実態にそぐわない法制度のために労災認定を受けられないケースも。日本社会は不十分な社会保障を、高齢者の身を削る努力で帳尻あわせをしていないだろうか。過酷な現実に目をつぶる政治の責任は? - 「労災ユニオン」佐藤学さんに聞く
高齢者の労働問題は全雇用問題の"縮図"
高齢者が直面する労災の実態について、労災問題を専門に取り組む労働組合「労災ユニオン」の佐藤学さんに聞いた。 - 自民党と統一教会
茂木幹事長が公表した179人 「大事な人」を隠した残り121人の全氏名
「安倍派には切り込まない」"濃厚接触"議員の虚偽と闇 - 茂木幹事長と記者との一問一答(要旨)
- 自民党が9月8日に公表した点検結果
- 2022年沖縄県知事選
玉城氏再選で示された新基地建設への「1ミリもぶれない」県民の思い - 低年金による貧困を自己責任として放置
《数字で見る》
職場で安全が脅かされる高齢者 - 高齢者の働く現場からルポ チラシ配りは時給換算で300円。
「それでも働けるうちは」 - 「労災ユニオン」佐藤学さんに聞く
高齢者の労働問題は全雇用問題の"縮図" - きんようアンテナ
川勝静岡県知事が神奈川県内のリニア工事現場を視察
福島原発事故「生業訴訟」、第2陣が約500人追加提訴
関電マネー不正事件で市民ら追加告発、大阪地検に要請
子ども甲状腺がん裁判、法廷で高校生が悲痛な訴え
都立高入試「スピーキングテスト」導入問題で学習会 - たとえば世界でいま
韓国/野党代表起訴は国策捜査か
米国/米議員法案が狙う日米台の軍事同盟化 - あめつちのことづて
- 東電福島第一原発の「汚染水」海洋放出工事問題
すんなりゴーサイン
内堀知事の政治手腕に疑問符 - 歓喜へのフーガ(24) 今回のお相手 鄭暎惠さん 社会学者
ヘイトスピーチに殺されたくない生き延びるため私は日本を離れた - 性的指向と性自認のリアル さまざまなわたし(6)
理解してもらえない愛情と信頼 - 青木理の温泉という悦楽(7)建築と温泉
廊下を鳴らしつつ湯殿を目指す 最高の朝、最高の目覚め - 映画『原発をとめた裁判長 そして原発をとめる農家たち』
小原浩靖監督に聞く日本のエネルギーと食糧の自給について光明を示す - メディアウオッチ
安倍元首相への礼賛ぶり際立つ
右派論壇誌の「追悼ビジネス」