ウクライナ
侵攻開始から1年
戦争はいつまで続く
のか一向に見通せない
国際社会を敵にまわすようなロシアのウクライナ侵攻から1年。この戦争はいつまで続くのか? いつ、どのように終わるのか?――一向に見通せないなかで、「日本も同じように侵略されたらどうする?」という問いかけが、岸田文雄政権の「軍拡」の理由に使われている。しかし、国連安全保障理事会では2月8日、軍縮担当上級代表の中満泉・国連事務次長がウクライナに武器供与を進める欧米諸国に対し、「軍事論理優先では解決の可能性が遠のく。兵器の流入が平和への願いをつぶしてはならない」と異例の警告をした。もちろん、ロシア側に無人攻撃機(ドローン)を提供する動きなども批判し、戦車やミサイルなど兵器の国際取引を規制する武器貿易条約や国連通常兵器登録制度などの国際法規の厳守を求めたのだ。この1年を総括する現地からのルポと専門家の分析を伝える。
- 尾崎孝史の現地写真報告 この1年
祖国存亡の危機と不安の中、
バラを育てる平和夢見る人もロシアの侵略を受けて以降、ウクライナの前線近くで暮らす人々のこの1年は、どんな日々だったのか? 現地に駐在する写真家、尾崎孝史氏の現地報告をお届けする。ある人は同盟国の支援に頼らないと祖国は存在しえていなかったとの不安を、ある人は一日も早い戦争終結とバラを育てる平和な日常を夢見ている。
- 今こそ、アップデートを
問われる日本の"平和主義"ウクライナ戦争を念頭に日本の平和主義の行方について、政治学者の遠藤乾教授に寄稿いただいた。
- 沖縄からの視点
沖縄地上戦の教訓を巡って
ナショナリズムの高揚と戦場の犠牲ロシアの侵略を受けたウクライナでは、ナショナリズムが高揚の一途をたどるかのようだ。かつてはヤマトの盾とさせられ、地上戦の記憶が疼く中、いまも米軍基地を押し付けられ続ける沖縄からは、ウクライナ戦争はどう見えるのか? 我部政明・琉球大学名誉教授に寄稿してもらった。
- ロシアのメディアが戦争に与える影響と国内世論
独立系メディアの影響力は限定的
テレビの影響力は絶大ロシアがウクライナに侵攻した直後の昨年3月14日、国営テレビの「第1チャンネル」で「戦争反対」を唱える女性が乱入した。同チャンネルプロデューサーのマリーナ・オフシャンニコワさんだ。しかし、彼女はロシア国外に逃れた。ロシアでのメディアと戦争の関係は? そして世論は? モスクワ特派員を務めた『朝日新聞』論説委員に、自身の体験も交えて分析してもらった。
- トルコ・シリア大地震、死者4万人超「人災」が被害を拡大
緊急支援に入った高遠菜穂子さん - 「かにた婦人の村」施設建て替えのための
クラウドファンディングがスタート! - 「経費が出ない」「連絡先が調べられない」から直接取材ナシ?
元宮古島市議が『産経新聞』に提起した
名誉毀損裁判で露呈した深刻な問題 - 新連載
きんようカレンダー 1月ニュースチェック - きんようアンテナ
増税大軍拡反対! 市民団体が防衛省に公開交渉で迫る
東住吉冤罪国賠、大阪高裁は青木惠子さんの控訴棄却 - 新龍中国(50)
中国、61年ぶりの人口減
日本と共通する負のスパイラル - 「働く」からいまを見つめる(10)
女性たちの目が暴いた軍拡SF商法の危険 - メディアウオッチ
性的少数者や同性婚に対する
荒井勝喜・首相秘書官の差別発言報道
読売除く5紙が更迭を当然視 - くらしの泉
【健康】
フッ素洗口の強制化で
子どもたちの健康が犠牲になる - きんようぶんか
【本】
『キューバ・ミサイル危機 広島・長崎から
核戦争の瀬戸際へ 1945―62』(上・下)
『ルポ プーチンの破滅戦争 ロシアによるウクライナ侵略の記録』
『ある行旅死亡人の物語』
『「おふくろの味」幻想 誰が郷愁の味をつくったのか』
『東電役員に13兆円の支払いを命ず! 東電株主代表訴訟判決』
【映画】『逆転のトライアングル』
【音楽】『J.S.Bach:Clavichord』
【舞台】劇団かもめんたる 『奇事故(kijiko)』
【TVドキュメンタリー】