2023統一地方選
2023年統一地方選が始まっている。総務省の調べ(2月1日時点)では、全国1788の自治体のうち、980で首長と議員の選挙が実施される。かつては文字通りの「統一地方選」だったが、任期途中の辞職などあってその「統一率」は27.4%まで低下した。それでも首長選は都道府県では北海道、神奈川、福井、大阪、奈良、鳥取、島根、徳島、大分の9道府県で、また政令指定都市では札幌、相模原、静岡、浜松、大阪、広島の6市で実施され、関心は高い。無党派層の多い大都市部では岸田文雄政権および国政与野党への評価も反映されるだろう。なにより今回は、わたしたちがコロナ禍を経験し、それぞれの「首長の役割」の大きさに気づかされたあとで初めて実施される統一地方選である。政治の停滞を足元から変えていこうとする首長。政策の優先順位を明確にし、「子ども」をまちづくりの中核に据えた首長。2人のリーダーの取り組みと言葉を紹介する。
- 保坂展人・世田谷区長単独インタビュー
東京の非自民系首長がネットワーク結成
今の最大の敵は無関心
次世代の人たちに自信をつかんでほしい「地域・自治体からボトムアップ」を合言葉に、東京都内の首長や地方議員が「ローカルイニシアティブ・ネットワーク(LIN)」を立ち上げた。非自民系の首長が中心となったネットワークは、どんな政治の潮流をめざすのか。呼びかけ人の一人、保坂展人・東京都世田谷区長に話を聞いた。
- 人口増加、8年連続の税増収を実現した泉房穂・明石市市長単独インタビュー
子どもに光を当てると子どもを育てている
年齢層がお金を使えて経済が回る兵庫県明石市の泉房穂市長はなぜ「暴言」を繰り返したのか。そして、市長を辞めてこの先、何をするのか。学生時代からの友人である筆者が明石市役所を訪ね、率直な疑問をぶつけた。
- メディアウオッチ 拡大版
放送法の「政治的公平」に関する行政文書から読み解く
「報道の自由」に介入する政権と
放送制度が抱える構造的欠陥 - だれがどう止めるのか
続発する公権力者たちのヘイトスピーチ - 関生事件
【提携連載企画】 「関生支部」弾圧事件(上)
検察「どんどん削っていく」 - 「働く」からいまを見つめる(11)
賃下げ社会の崖を示す
二つの関生事件判決 - リヤカーで売るシフォンケーキが評判の「ちゃんちき堂のてつ」 さん
うつ病の彼が行商で見つけた
「時速2キロの世界」 - きんようアンテナ
リニア残土問題の岐阜県御嵩町、町とJRが裏会合?
コロナ感染障害者入院で関係団体が東京都と話し合い
映像作品『In-Mates』上映中止で作者ら東京都に要望
マイナンバー違憲訴訟、最高裁が初の「合憲」判断
防衛装備品見本市「DSEI」会場前で市民が抗議行動 - 【連載】これからどうする?
日米安保がなくなる日 - 新龍中国(51)
沖台対話で「台湾有事」の阻止を - 青木理の温泉という悦楽(13)尻焼の川湯
川底から湧き出す大量の源泉
川の一部が上質な共同湯 - 『あの少女の隣に』を舞台化した劇作家
くるみざわしんさんに聞く
今に続く「慰安婦」問題を
演劇で表現する意味 - くらしの泉
【健康】
新型コロナウイルス感染症、
2類から5類への変更で何が変わる? - きんようぶんか
【本】
『クロスロードの記憶』
『生きていく絵 アートが人を〈癒す〉とき』
『気候変動と環境危機 いま私たちにできること』
『越境の在日朝鮮人作家 尹紫遠の日記が伝えること
国籍なき日々の記録から難民の時代の生をたどって』
『学校では教えてくれない生活保護 (14歳の世渡り術)』
『広島 爆心都市からあいだの都市へ』
【映画】『GOLDFISH』
【音楽】『卵』
【映画】『ケアを紡いで』
【TVドキュメンタリー】