関東大震災100年と向き合う4
教訓を学び
危機に備える
関東大震災以後の100年間、阪神・淡路大震災(1995年)、東日本大震災(2011年)など日本はさまざまな大地震の被害に遭い、多くの人命が失われてきた。今年5月も能登半島で震度6強の地震が発生したことは記憶に新しい。そして近い将来、高い確率で首都直下地震が起きるとされ、東京都では死者が約6100人、建物被害は約19万4000棟にのぼると試算している。過去の地震の教訓をどう学び、次の危機にどう備えるか。関東大震災を通じて考えたい。
- 武村雅之・名古屋大学特任教授 インタビュー
経済成長を追求してきて
東京は地震に弱い街になった関東大震災後、政府などによる震災復興事業が行なわれ、東京の街は再建された。第2次世界大戦の空襲で再び焼け野原となったが、戦後、目覚ましい発展をとげた。その一方、東京は巨大すぎる都市となり、災害への危険性は確実に増している。東京の歩みと今の姿を通じて、私たちは何を学び、どう備えなければならないのか。関東大震災を30年にわたって研究している武村雅之・名古屋大学減災連携研究センター特任教授に聞いた。
- 痕跡の地を巡る〈東京都・神奈川県・静岡県〉
地震がもたらした惨劇は遠い過去の話ではない横網町公園(東京都墨田区)/上野公園(東京都台東区)/吉原弁財天(東京都台東区)/横浜地方裁判所(神奈川県横浜市中区)/根府川駅(神奈川県小田原市)/佛現寺(静岡県伊東市)
関東大震災の痕跡を伝える石碑などは関東地方各地に残されている。それらをたずねると、火災、建物倒壊、津波、土砂崩れなどさまざまな被害に人々が襲われたことがわかる。碑に刻まれた先人たちの言葉からも学ぶものは多い。震災を今に伝える場所を歩いた。
- "日の丸ヤミ金"奨学金 第20回
支援機構に"だまされた!" - 活かされなかった被害住民の声
「ストップ・リニア!訴訟」
事業認可の取り消し認めず - 私たちはインボイスに反対します(2)
弱いものに負担を強いる
インボイスの輪に乗りたくない - 【創刊30周年記念】
出版の背景や思い、そしてこれから
きんよう読者 自著を語る
高柳俊彦さん『デヴィッド・ボウイ 変容の思索者』
佐々木健悦さん『こんな人たち 自治体と住民運動』『ノモンハン戦記を読み解く』
『政治言語の研究 日本人の思考様式と言語生活』
村岡 到さん『「自衛隊=違憲合法」論・再論』
青山惠昭さん『蓬莱の海へ 台湾二・二八事件 失踪した父と家族の軌跡』 - きんようアンテナ
「汚染水放出反対!」小名浜で海の日アクション開催
「マイナ保険証やめろ!」市民ら新宿駅周辺一周デモ
水俣・百間排水口の現場保存を求め患者ら要望書提出
川崎市ヘイト事前規制で公園使用不許可は適法との判決 - 新龍中国(55)
平民教育インフルエンサーが照らし出す
中国社会の断層 - 【提携連載企画】
保身の代償~長崎高2いじめ自殺と大人たち
第1部 共同通信編08
共同通信、石川記者に対して
「覆面審査委員会」を発足 - メディアウオッチ
トラブル続く「マイナ保険証」の世論調査で
反対や延期求める回答が賛成を大きく上回る
地方紙中心に社説で撤回訴える - 「働く」からいまを見つめる(15)
「女性不況」でわかった
隠れ賃下げシステム - 【連載】これからどうする?
差別を許さない - きんようカレンダー 6月
ニュースチェック - くらしの泉
【健康】
ペンキからもPFAS
知らないうちに吸い込んでいる - きんようぶんか
【本】
『沖縄の生活史』
『サークル有害論 なぜ小集団は毒されるのか』
『マナートの娘たち』
【映画】『ナチスに仕掛けたチェスゲーム』
【音楽】『夢中夢 Dream In Dream』
【映画】『アウシュヴィッツの生還者』
【TVドキュメンタリー】