大江健三郎を語る
大江健三郎さんが今年3月3日に亡くなってから半年あまりが過ぎた。防衛費倍増や敵基地攻撃能力保持、原発回帰など、岸田文雄政権が暴走するなか、「戦後の精神」を体現した作家の重要性はますます高まっている。その生き方と文学、人間性を振り返る。
- 『大江健三郎とその時代 「戦後」に選ばれた小説家』の
山本昭宏・神戸市外国語大学准教授に聞く
憲法と戦後民主主義と大江文学大江健三郎さんは憲法をみずからの基本的なモラルとし、安保条約反対闘争に参加するなど同時代の問題に向き合い、発言を続けてきた。その思想と姿勢は、彼の文学作品にどのような影響を与えているのか。大江文学と彼の発言を、戦後社会の変遷の中で位置づける課題に取り組んだ気鋭の研究者に聞く
- 本多勝一氏による大江健三郎氏批判
問い続けた言論と行動の整合性 - 一人の記者がみた大江健三郎さんという人
書き方と生き方が一体となったヒューマニズム文学者としての大江健三郎さんはどのような人物であり、どのように仕事に向き合ってきたのか。新聞社で文芸担当として身近に接し、『大江健三郎自選短篇』(岩波文庫)のあとがきで記事を引用されてもいる新聞記者に「大江さんの思い出」を寄稿してもらった。
- 大江健三郎とソクラテス、あるいは私の個人的体験
《文学すること》で《死刑判決》を
受けざるをえない作家大江健三郎さんはどのような作家だったのか。「愚かな保守からよりも、優秀な左翼から学ぶべし」を持論とする保守思想家が、私的体験を交えて分析する。
- 大江さんをめぐるふたつの墓碑
サルトルの「アンガージュマン」を
最後まで意識していた大江さんは現実社会とどのように向き合ってきたのか。晩年、「さようなら原発」で深くつきあった筆者が、大江さん30代の思索をたどりながら紹介する。
- 関東大震災虐殺100年で国際シンポ
続くヘイトクライム
差別禁止法の制定を - 琉球遺骨返還訴訟の控訴審が結審、9月22日判決へ
「盗んだ骨を返せ」
国際法の観点から問う - 【提携連載企画】
保身の代償~長崎高2いじめ自殺と大人たち 第1部 共同通信編14
長崎新聞の黙殺に「遺族の葛藤を
ご理解頂けないでしょうか」 - きんようアンテナ
関東大震災時、横浜で起きた朝鮮人虐殺の公的資料公開
川崎で図書館等への指定管理者制度導入の動きに懸念の声
福島・相馬地域の歴史・文化遺産保存考えるシンポジウム
日韓アーティストがソウルで「関東大震災、アイゴー展」
茨城、原発再稼働県民投票「意思表示しようぜ!」フェス - 暗夜胸に手をおいて 第五夜
みなさんは生きていてどうですか - 東京・狛江市が障害者の投票実態調査
障害が重いほど投票率低い傾向明らかに - 自由と創造のためのレッスン(133)
西アフリカで続発する軍事クーデタ - 映画『国葬の日』大島 新 監督インタビュー
大イベントをめぐって日本の政治を映し出す - メディアウオッチ
9月1日の「朝鮮人犠牲者追悼式典」を
在京メディアはどう報じたか
過去の自紙を省みた東京新聞 -
はまぐりのねごと(142)
なまくらのれん(229)
写日記(229) - くらしの泉
【食】
いつどこで口にするかわからないから
外食やバラ売りにもアレルギー表示を - 新・買ってはいけない(367)
その「青汁」、毎日飲むと体をこわすかも? - きんようぶんか
ジャファル・パナヒ監督の新作『熊は、いない』が公開
イランで闘う映画と女性
【本】
『検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?』
『マイナ保険証の罠』
『南海トラフ巨大地震でも原発は大丈夫と言う人々』
【映画】『"敵"の子どもたち』
【音楽】『犯行声明』
【TVドキュメンタリー】
【TV批評】
【本箱】