増え続ける墓標 和平の行方は
ウクライナ侵攻から
3年
2022年2月24日にロシアがウクライナ侵攻を始めてから3年余り。解決の糸口が見えないままウクライナ軍は消耗戦を強いられ、家族を失い悲嘆に暮れる市民が増え続けている。和平交渉を巡り、米国とウクライナとの間に不協和音が生じるなか、改めてこの戦争と向き合う。
- 米国とロシアに翻弄されるウクライナ
停戦か「安全の保証」か
欧州は有志連合を結成「安全の保証」がなければ和平ではない??。ウクライナ戦争が始まってから丸3年。トランプ米大統領がロシアに急接近し、停戦への道筋が見えてきた。だが米国は資源獲得を、ロシアは分断・属国化を狙う。欧州は有志連合を結成してウクライナ防衛に乗り出した。
- 戦場ジャーナリストが報告
ある「音楽家」の死から見えてきたものロシアによるウクライナ侵攻開始から3年間でウクライナ側は4万5000人以上の兵士が亡くなり、1万2000人を超える市民の命も失われた。犠牲者があまりに多く、普段の報道では一人ひとりの死に光が当たることは少ない。本号では戦場ジャーナリストの五十嵐哲?さんが、ある無名兵士の死を通してウクライナの状況と遺族の思いを報告する。
- 戦後80年
東京大空襲を語り継ぐ - 宇都宮健児インタビュー
戦争惨禍を忘れないために記憶の継承を - 落語で戦争の悲惨さ伝える
寝床家道楽さん - 尾久初空襲最後の証言者
堀川喜四雄さん - 不存在とされた『衛生学校記事』で明らかになったこと
731部隊を引き継いだ自衛隊衛生学校 - 東電刑事裁判 最高裁が上告棄却、旧経営陣を免責
能力不足だと無罪なのか - 広島地裁が「社会的に許容」論で伊方原発3号機の運転容認
"安全神話"の復活に被爆者ら憤りあらわ - 不謹慎な旅(81) 平和祈念像と橘中佐像
彫像を仰ぐ - 歓喜へのフーガ(35)
今回のお相手 鄭義信さん 脚本家、演出家
どこかに帰属するわけでもないし、 はじかれる危険性はあるけど、
それを笑ってたのしむ - 連 載
私が愛する「町中華」 第5回
今明かされる(?)知られざる
「『代一元』史」 - はまぐりのねごと(174)
- なまくらのれん(261)
- 写日記(261)
- くらしの泉
【食】
備蓄米放出の効果はあるのか?
米不足・米高騰への政府の無策 - きんようぶんか
【本】
『隙間1 (ビームコミックス)』
『続・日本軍兵士―帝国陸海軍の現実』
『マンガでわかるモンテッソーリケア 奇跡の認知症介護
能力や自主性を最大限に引き出す』
【映画】『教皇選挙』
【音楽】『ザ・ヴァイブ』
【美術】「ミロ展」
【TVドキュメンタリー】
美術家・丸山純子の「生の手ざわり」
生命の循環の中で生まれるアート
次号予告:2025年3月21日(第1513)号
【ドキュメンタリー映画『Black Box Diaries』】 ●伊藤詩織監督インタビュー|聞き手・石橋学 ●ドキュメンタリー映画と倫理的責任|想田和弘 【SNS時代の選挙と民主主義】 ●どうする「2馬力選挙」「動画拡散」|対談・平井伸治×河村和徳 【労働運動弾圧事件】 ●「関生事件」、京都地裁無罪判決の衝撃|竹信三恵子 【戦後80年】 ●中国人として生きた日本人女性の戦後 満洲から台湾へ|本田善彦 【食】 ● 菜の花からの警告 知らぬ間に起きている遺伝子汚染|原英二 【好評連載】 ●風速計|田中優子 ●政治時評|西川伸一 ●新・安全保障論(108)|半田滋 ●「公害『PFOA』」 岡山・吉備中央編 15|Tansa中川七海