政権交代とメディア

■新しい時代にふさわしいメディアとは 山中 速人政権は交代し、曲がりなりにも政治刷新に向けて動き出した。一方、メディアはどうかと言えば既存大手メディアは旧態依然、「刷新」などほど遠い有様。民主主義を発展させるためにメディアは欠かせない。新しい時代にふさわしいメディアとは何か。◆記者会見はどう変わる? ――外相会見申し込み顛末 伊田 浩之

  • 成果がゼロだった懸案の金融改革――本山美彦・大阪産業大学教授に聞く 世界を大混乱に陥れたウォール街の強欲な金融機関の規制は、まったく手が付けられていない。その理由は、オバマ自身が米国の金融を牛耳るゴールドマン・サックスによって権力に押し上げられたからだ。
  • 一向に進まない人権状況の改善調査・公表されない拷問や収容所の恐るべき実態 伊藤 和子グアンタナモやアブグレイブの収容所に象徴される米国の重大な人権侵害や戦争犯罪は、オバマ政権になっても根本的に改善される兆しはない。大統領は、事態打開のイニシアティブを発揮できていない。
  • 阪神・淡路大震災から15年「復興」と引き替えに消されてゆく「痕跡」 粟野 仁雄水道の蛇口レバーが、上に上げると水が出る構造になったのは一九九五年の阪神・淡路大震災がきっかけだと聞く。それまでは下げれば水が出たが、震災で落下物がレバーに当たり多くの建物が水浸しになったからだ。こんな単純なことにもあれだけの惨事で初めて気付くのが人間である。あれから一五年。私たちは何に気づき、何に気づかぬままなのか。
  • 破壊と希望のイラク 第12回ラマディ母子病院から2人の医師が来日 高遠菜穂子米軍劣化ウラン弾は無害か?激増する「奇形児」やがん
  • フランス メディア事情紙媒体に乗り出しはじめたWeb新聞 マードックモデルへの挑戦か 飛田 正夫紙メディアがWebへと移行する中、フランスではサルコジ大統領に批判的なWeb新聞が紙メディアに進出するケースが相次いでいる。その理由は。フランスのメディア事情を探る。
  • 生存のもやい直し企業組合あうんいのちと暮らしを自分たちで守る 小林 蓮実労働権とともに、生存権までおびやかされる時代。社会から排除された労働者自らが、いのちと暮らしを守る共同事業を立ち上げた。「企業組合あうん」は、生きることを問い直す仕事集団だ。
  • ホームレス取材歴一五年のルポライターが見たなぜ路上に元自衛官が多い 神戸 幸夫路上生活者の過去を聞くと、自衛隊にいた過去を語る男性が少なくない。なぜ自衛隊員からホームレスに転落したのか。彼らは重い口を開いた。

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