スクール・セクハラ 研修用DVD作成
2008年10月17日|カテゴリー:市民運動紹介
NPO法人スクール・セクシュアル・ハラスメント防止全国ネットワーク(SSHP)では、電話相談の内容を3つのドラマに仕立て、研修用のDVD『ちゃんときいて受けとめて』を作成しました。演じているのは大阪市内の中学校の演劇部員や現役教師です。
「これがセクハラだ」と定義づけたり、「こんなことをしてはいけません」と禁止や断定を避けました。増加の一途をたどる現状から何をされたら嫌なのか、どんなことがセクハラにあたるのかということを生徒や先生自らが考え、議論の材料にしてほしいからです。
ドラマは「マッサージをしてくれたのはいいけれど足の付け根や太ももまで触られて嫌な思いをした」、「部員への連絡は携帯メールにすると言われて顧問の教師に教えたら個人的なメールがきた。友だちに誤解されるからみんなに送って下さいと返信したがメールは2人の秘密にしようと言われ、さらに怖い思いをしている」という事例などを盛り込みました。
被害は女子だけでなく男子にもあります。男女が同室で更衣させられていることを教師に相談しても「男のくせに何が恥ずかしい」と取り合ってもらえず、卒業するまで悩み続けた事例もあります。
SSHPでは毎週火曜日11時~19時まで電話相談をしています(電話番号 06・6995・1355)。DVDは21分、8400円(消費税込、別途送料)。
SSHP 電話番号&ファクス 06・6995・1356
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