子どもの貧困と格差を考える集会
2009年02月20日|カテゴリー:市民運動紹介
「ぼく、犬に生まれたかった。えさもらえてのんびりしていられるから」(ある県の「子どもの貧困調査」より)。
貧困と格差が広がり、子どもたちの希望と安心の根拠地である家庭が破壊され、子どもたちの成長や発達に否定的な影響を与えています。こうした中、行政が本来の役割を果たしていないため、OECD(経済協力開発機構)の報告では、日本の政府介入後の子どもの貧困率が、先進一八カ国の中で唯一、政府介入前よりも悪化してしまっているのです。
一方、「無保険の子」の実態が明らかとなり、「子どもたちを救え」と大きな世論となり、法改正が実現しました。
今、求められているのは、貧困と格差の中で追い詰められ苦しんでいる子どもたちの実態を明らかにし、何ができるのか、どうすればいいのかを考えあうこと、そのための社会的連帯をつくり出すことではないでしょうか。
【日時】二〇〇九年三月七日(土) 一三時開始、一六時三〇分終了
【会場】東京・千代田区社会文化会館第一会議室(地下鉄永田町)
【講演】「子どもの最貧国・日本」
山野良一さん(神奈川県厚木児童相談所児童福祉司)
【報告】福祉・教育・保育・司法の現場から
【主催】子ども全国センター、全教、教組共闘、憲法・教育基本法全国ネットワーク、子どもを守る会
【連絡先】電話番号 03・5211・0123(担当 中村)