南京・史実を守る映画祭
2009年12月11日|カテゴリー:市民運動紹介
世界中で公開されているにもかかわらず、日本では見たくても見れない映画があることをご存じですか? 一九三七年、当時の中国の首都・南京で日本軍が起こした南京大虐殺事件から七〇周年の節目である二〇〇七年、アメリカやドイツ、中国などで南京事件をテーマにした映画が複数製作されました。国際的な映画祭などで高い評価を受けている作品もあります。
ところが、これらの映画が、日本ではまったく上映されていないのです。南京事件という歴史的事実を否定する勢力の妨害を見越しての自主規制が、その大きな要因です。私たちは、南京事件の被害者の方が、南京事件を否定する「学者」によって中傷された事件を機に結成され、その名誉棄損への損害賠償と謝罪を求めて裁判支援に取り組んできました。裁判では画期的な勝訴判決(最高裁で確定)を勝ち取りましたが、その後も南京事件という歴史的事実を否定する言説は横行しています。歴史認識問題にかかわる集会などが妨害される事件も各地で起きています。待てど暮らせど上映されない南京事件の映画――私たちは、実行委員会を立ち上げ、自分たちで上映することにしました。南京城落城から七二周年の記念日に一挙四本の“南京映画”を上映します!
▼12月13日(日)10時~20時40分、東京・世田谷区民会館ホール/1作品999円/詳細はURL http://jijitu.com/filmfestival2009/電話番号 南京への道・史実を守る会080・3576・2925(荒川)