九条の会・さいたまは、〇五年一月に発足し、年三回の講演会と機関誌発行、国会開催時には毎週一?二回の街頭宣伝を行なっています。また事務局と世話人の中から、有志数人で講演内容をブックレットに編集しています。

　一冊目は『アジア侵略思想のルーツ』(五〇〇円を三〇〇円、残部僅少)。日韓を代表する知識人、高橋哲哉さんと鄭敬謨さんの対談集です。近代日本の歴史認識を問う、今もてはやされている「明治時代」にメスを入れ、司馬史観や明治の偉人を強烈に批判しています。

　二冊目は『米軍再編と憲法九条』(五〇〇円を三〇〇円、残部僅少)。東京新聞記者として、九三年より防衛庁を取材し、自衛隊や米軍の活動に詳しい半田滋さんの本です。

　三冊目は『日米安保と沖縄の真実』(五〇〇円)。今年九月一八日発行の、西山太吉さんの講演録です。――打ち破られた密約の闇――国の犯罪を暴き、情報公開裁判で完全勝利をおさめた西山太吉さん(七八歳)が、沖縄返還時に交わされた日米間の密約と、なぜ日本政府が国民を欺いて米国との密約を結んだのか。その根源を解き、日米軍事同盟からの脱却の道を熱く語っています。西山さんの気迫と執念、困難に立ち向かう勇気は読む人を圧倒します。

※送料は各一冊八〇円。振り込み用紙を同封の上お送りします。

【問合先】電話番号&ファクス 048・625・3962(ブックレット発行部、堀口)
〒331‐0064　さいたま市西区佐知川557‐1　堀口邦子