女性性器切除(FGM)の廃絶を求める共同声明の日本語版
2011年03月18日|カテゴリー:市民運動紹介
女性性器切除(FGM)廃絶を支援する女たちの会(略称WAAF+ワーフ)は、FGM廃絶のための国際的支援を訴えるアフリカ女性たちの声に応えて一九九六年から活動を開始、ボランティアスタッフが運営する小さなNGOで、日本国内における情報発信や支援要請、また小額ながら毎年アフリカ現地のFGM廃絶プロジェクトの資金助成をするなど継続的に活動してきた。
世界保健機関(WHO)が二〇〇八年に発行した『Eliminating Female Genital Mutilation: An Interagency Statement OHCHR、UNAIDS、UNDP、UNECA、UNESCO、UNFPA、UNHCR、UNICEF、UNIFEM、WHO』を当会が翻訳し、二〇一〇年一二月に『女性性器切除の廃絶を求める国連10機関共同声明』(七〇〇円/送料別)と題して出版した。
FGM廃絶の動きは一九九〇年代に入ると国際的にもかなり活発になり国連機関も世界に向けてより多くの情報を発信するようになった。WHOは同様の共同声明(このときは国連三機関による共同声明)を九七年にも発行し九八年にこれも当会が翻訳・出版している。
今回は国連の組織を挙げての意気込みが感じられる一〇機関による共同声明で、新しいデータを基にさらに深く、広く、様々な角度からFGMの問題を分析し、その廃絶を訴える。「これから一世代のうちにFGMを廃絶する」という力強いアピールである。
【問合先】林洋子
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