東京・町田で「在日一世と家族の肖像写真展」
2011年06月10日|カテゴリー:市民運動紹介
東京都町田市には西東京朝鮮第二幼小級学校があります。戦後すぐに町田と周辺の在日朝鮮・韓国人が、自分たちの子や孫のために私財を出し合ってつくった学校です。現在は町田市と、隣接する神奈川県大和市・相模原市から約五〇名の子どもが通っています。
朝鮮民主主義人民共和国による拉致が社会問題となった時、町田市は財政難を理由に朝鮮学校の生徒への助成金を廃止しました。そこで、町田近隣の市民らが措置撤廃のために「朝鮮学校を支える町田市民の会」を立ちあげました。朝鮮学校に通う子どもたちも地域の子どもであり、将来地域を支える大切な担い手だからです。
発足して間もない会ですが、朝鮮学校のバザーに出店したり、三月には町田で初めての「日朝友好親善の集い」を開催するなど、楽しく交流をしています。また、この活動を通して、町田にも朝鮮の人々との友好の歴史があったことを知ることもできました。
このたび、在日一世の苦労の歴史を聞き取り、その内容と写真を紹介する「在日一世と家族の肖像写真展」を立川市の朝鮮学校を支える「チマ・チョゴリ友の会」と協力して開催します。当日は一世から直接、話を聞く予定です。
▼六月一八日(土)一三時~二〇時・一九日(日)一〇時~一七時、東京都・町田市民ホール第二ギャラリー(町田駅)。入場無料。
▼問い合わせ先 電話番号 090・3692・9382(朝鮮学校を支える町田市民の会代表・瀬戸)