私たちは婚外子差別の撤廃と女性の多様な生き方の実現を求め、一九八八年より活動しています。

　親が婚姻していないことを理由に、婚外子に対し出生届の差別記載の強制から始まり、戸籍や相続などの法制度上の差別が行なわれています。住民票の続柄差別記載は、婚外子・婚内子・養子の区別なく「子」と記載されるようになりましたが、戸籍では二〇〇四年一一月以前に戸籍に記載されている婚外子(推定二五〇万?三〇〇万人)の続柄は、「女・男」と差別記載されたまま。そして法務省の諮問機関である法制審議会で、相続差別撤廃を含め民法改正が答申されたにもかかわらず、この丸一七年相続差別は放置されています。

　しかしこの間、国内的にも国際的(国連勧告が多数出される)にも状況が大きく変化する中、最高裁大法廷は一〇日、婚外子相続差別をめぐる審理の弁論を開き、今秋にも違憲判断が予想されています。

　私たちは婚外子差別撤廃の実現に向け、毎月、電話相談を開催しています。わからないこと、疑問に思っていることなど、多くの皆さまの声をお待ちしています!

■相談日時　7月25日、8月22日、9月26日、10月24日、11月28日、12月12日(※毎月第4木曜日、12月は第2木曜日)　14時～20時

■TEL 042-527-7870
【主催】なくそう戸籍と婚外子差別・交流会
TEL&FAX 03-3302-9219(夜間)
Mail kouryu2-kai@ac.auone-net.jp
URL http://www.grn.janis.or.jp/～shogokun/