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砂川事件の再審開始を求める

 砂川事件の元被告人・土屋源太郎氏他3名は、確定有罪判決について、免訴判決を求める再審請求をすることを決意されました。

 砂川事件では、1959年3月30日に第一審東京地裁(伊達秋雄裁判長)において、駐留米軍は憲法9条2項の戦力に該当し、憲法違反であるとして無罪判決(伊達判決)が言い渡されました。しかし、検察の跳躍上告(高裁を飛び越える)により、最高裁大法廷は同年12月16日、駐留米軍は憲法に違反しないとして伊達判決を破棄し、東京地裁に差し戻しました。その後、東京地裁で有罪判決が確定しています。

 しかし、2008年4月、当時の駐日米国大使マッカーサーと日本の藤山愛一郎外相らの密談を示す公文書が発見され、砂川事件の裁判情報を米国側に伝えていた事実が発覚しました。当該裁判(最高裁大法廷)は、憲法37条に違反する不公平な裁判所のもとで行なわれ、それはまた、最高裁の判断に拘束されて審理判決した東京地裁も不公平な裁判所であったことになります。

 伊達判決を生かす会は、6月17日、東京地裁に免訴を求める再審を請求し、現在、東京地裁に対し、再審開始決定を求める署名を募っています。地裁が結論を出す8月末には万を超える筆数を集めて、提出する予定です。みなさまのご協力をお願いします。

【問合せ】伊達判決を生かす会
TEL 03-3262-5546
Mail hyoshizawa@jichiro.gr.jp