甲状腺がんの解説DVD活用を
2015年01月30日|カテゴリー:市民運動紹介
「3・11」4周年を前に、福島での甲状腺がんの異常多発に注目した、学習用DVD『福島原発事故と甲状腺がん』(43分、3000円)を発売しています。イラク戦争における子どもたちの放射能被害の問題を研究してきた小児科医のグループ「医療問題研究会」の全面協力をいただいて、制作したものです。
放射能被害をめぐる専門家の議論は往々にして高度に専門的になり、なかなか一般の人々には理解が困難です。しかも、日本では国際的にはまったく通用しない「心配ない論」が流布し、この問題を理解する上で混乱が続いています。
そこでこのDVDでは、(1)低線量被曝と内部被曝のリスク(2)日本での平均的な小児甲状腺がんの発生率と福島県県民健康調査の公表データの対比、及びチェルノブイリ周辺地域との対比――等を中心にやさしく解説しました。多発する小児甲状腺がんについて、原発事故との関係を否定する福島県の「県民健康管理調査」検討委員会の委員を始めとした御用学者の主張の誤りを、追及しています。
チェルノブイリの原発事故では、放射能に起因するとされるさまざまな疾病が4年から急増期に入ることを示しています。「3・11」から4年を迎える今こそ福島で起きている現実を知り、改めて放射能の危険性を学ぶため、このDVDを活用ください。
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