育鵬社教科書批判のパンフレット活用を
2015年03月27日|カテゴリー:市民運動紹介
今夏、2016年度から使用される中学校教科書の採択が各地で行なわれます。戦争をする国家を目指す安倍首相は現在、育鵬社の歴史・公民教科書を大幅に増大させようと狙っています。そこで私たち「子どもたちに渡すな!あぶない教科書大阪の会」は、パンフレット『2015年「子どもたちを戦争へとみちびく教科書」をゼロ採択に!』を刊行しました。
このパンフレットは、育鵬社教科書を多方面から検討し、他社の記述と比較することによってその問題点を浮き彫りにしています。ぜひ、各地での採択を阻止する闘いに役立ててください。
なぜ、安倍首相が同社の教科書を拡大しようとしているのでしょうか。それは戦争における加害の歴史はもちろん、被害についても詳しく書いていないからです。「日露戦争」や「特攻隊」、「沖縄戦」などは英雄的に描く一方で、戦争の悲惨さから目をそむけさせ、戦争を美しく描写して子どもたちから戦争への抵抗感をなくそうとしているのは明らかです。その先にあるのは「戦争」です。そして「戦争」は、学校の教室から始まる歴史的事実を忘れてはなりません。
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