八幡の文化遺産を守る賛同人募集
2015年07月10日|カテゴリー:市民運動紹介
北九州市は、明治になって官営の製鉄所が建設された八幡区や、九州の鉄道の玄関口であった門司港駅がおかれた門司区を中心に、市内いたるところで明治から昭和に至る様々な歴史的近代化遺産、名建築物が点在しています。 たとえば旧古河鉱業若松ビル、旧門司三井8楽部ビル、旧百三十銀行、安川電機本社、上野海運ビル、旧JR九州本社ビル等々、枚挙にいとまがありません。
特に「東の丹下、西の村野」と呼ばれた近代建築を代表する巨匠・村野藤吾(1891〜1984年)が手がけたのが、八幡区の図書館と市民会館です。この二つは、日本建築学会が全国の優れた建築をまとめた『総覧 日本の建築』にも収録されており、その文化的、歴史的価値は莫大です。
ところが北九州市は、近代化遺産の世界遺産登録を目指す一方で、この二つの貴重な市民の共有財産といえる建物を、「経済性」等を理由に取り壊そうとしているのです。こんなことが、許されるでしょうか。市がやろうとしているのは貴重な文化財、歴史的建造物の破壊であり、ぜひ保存活用されるべきです。私たち「福岡住環境を守る会」はこの二つの建物を破壊するのを中止するよう市に対して求め、賛同頂ける方を募集しています。ぜひ、全国の多くの方々が賛同人になってください。
●送り先 Mail ● fukuzyu@eco.ocn.ne.jp
●問合せ先 〒812-0054福岡市東区馬出2・1・22弁護士法人、奔流 TEL ● 4092-642-8525