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ジェンダー情報

【政府】クマラスワミ氏を紹介した自衛官のブログをウェブサイトから削除 7月17日

 政府は17日、北大西洋条約機構(NATO)に派遣している女性自衛官が、在ベルギー日本大使館のウェブサイト上でクマラスワミ氏を好意的に紹介している、として記述を削除した。
 クマスワミ氏は、1996年にいわゆる「慰安婦」を「性奴隷」と指摘する国連報告書をまとめたことで知られている。このため、自民党の保守派議員が党国防部会でこれを問題視し、削除を求めていた。しかし、ウェブサイトでは報告書の内容には触れておらず、日本政府の立場も否定していない。むしろ、削除したことに国内外で批判の声が上がっている。
 外務省の担当者は、「『誤解を招く恐れがある』と指摘されたため、防衛省と外務省で協議し、本人の了解を得て削除したが、職員が萎縮しないようにしたい」と困惑した様子で答えた。

【海外】日本企業が買収したノルウェー企業が役員全員に男性を起用 7月13日

 ノルウェーの鮭の養殖会社セルマックは、女性役員全員を退任させ、日本人1人を含む7人の役員全員を男性にしたことをウェブサイトで公表した。7月13日付の地元紙『FiskeribladetFiskaren』は、今回の女性役員退任の背景に、買収した三菱商事の保守的な経営体質があることを指摘している。
 ノルウェーは、2004年に会社法を改正し、公営企業や株式上場企業の取締役が10人以上の場合に、いずれの性別も40%を下回ってはならないと規定する性別クオータ制度を実施している。役員数が10人以下で40%の義務はないものの、ゼロにしてしまったことで、男女平等先進国であるノルウェーでは厳しく批判されている。(7/13『FiskeribladetFiskaren』、セルマックウェブサイトより

【インフォメーション】

◆8月20日(木)~8月22日(土)▼男女共同参画推進フォーラム~一人ひとりの活躍が社会を創る▼20日13:00~特別公演:林文子(横浜市長)▼21日13:00~シンポジウム「北京世界女性会議ーあの時、今、そしてこれから」パネリスト:林陽子(国連女性差別撤廃委員長)、坂東眞理子(昭和女子大学理事長)、船橋邦子(北京JAC代表)、谷口真由美(大阪国際大学准教授)▼21日~22日ワークショップ▼会場:国立女性教育会館(ヌエック)(東部武蔵嵐山駅、無料送迎バス有)▼参加費:無料▼宅児要申込み8/10まで▼主催:独立行政法人国立女性教育会館 TEL 0493-62-6724 Mail progdiv@nwec.jp