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ジェンダー情報

【NGO】VAWW RACが安倍談話への抗議文発表 8月15日

「戦争と女性への暴力」リサーチ・アクションセンター(VAWW RAC)は15日、「戦後70年安倍談話」への抗議文を発表した。
 抗議文は安倍談話を「安倍首相自らを主語とせず、しかも過去形で語り、加害責任をあいまいにした空疎な作文」と批判し、「安倍談話のいう『戦場の陰には、深く名誉と尊厳を傷つけられた女性たち(略)』」は、誰が傷つけたのかという主語が不明であり、「この『女性』が、日本軍『慰安婦』をさしているのかも不明」と指摘。「戦時性暴力への加害責任を明確に認めず、自らは謝罪をしない安倍談話は、 歴史修正主義の集大成である」として「慰安婦」被害者など戦争被害者に対する誠実な謝罪と補償の実行と、安保関連法案の即刻廃案を求めている。

【学会】ジェンダー法学会が安保法案の即時廃案を求める声明 8月10日

 ジェンダー法学会理事会(小島妙子理事長)は10日、ジェンダー公正の観点から看過できないとして「安全保障関連法案の即時廃案を求める声明」を出した。声明では、同法案が「平和主義、立憲主義、民主主義、そしてジェンダー公正のすべての点において看過しがたい重大な問題を孕むもので」あると厳しく指摘。看過できない理由として、日本の軍事化政策が、かつて日本が行なった戦時性暴力の事実を過小評価し歴史教科書から消し去ろうとする政治勢力によって推進されていることや、立憲主義を否定する国は社会的弱者の権利を侵し、その存在を排除する政策が恣意的に遂行される可能性の高いこと等を挙げている。

【NGO】中国のフェミニスト・人権派弁護士の釈放呼びかけ 8月11日

 アジア女性資料センターは11日、中国で拘禁されている人権派弁護士らの釈放を呼びかける同国のフェミニストのメッセージを公開した。
 中国では、7月以降、性暴力問題などに取り組む人権派弁護士やその関係者が勾留されたり、行方不明になったりする事件が起きている。今回拘禁された弁護士は、教員による女児の性暴力事件などに取り組み、学校におけるセクシュアルハラスメントを防止する制度構築を行なうよう教育部に書簡を送っていた。フェミニストたちは、人権派弁護士は女性運動の強力な同志であり事態を傍観しているわけにはいかない、として国内外に協力を呼びかけている。詳細はウェブサイトで。URL ● http://ajwrc.org/jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=945