ジェンダー情報
2015年10月02日|カテゴリー:ジェンダー情報
【政党】民主党 女性のための政治スクール・キックオフセミナー開催 9月28日
民主党は9月28日、女性のための政治スクール・キックオフセミナー「立とう!女性たち!」を開催した。
主催者あいさつで岡田克也代表は、安保法制に多くの若者や女性が反対したことを「日本の新しい民主主義の始まり。民主党を立て直すのは女性と地方。民主党が根本的に変わることで日本の政治を変えていく。次の地方選挙で女性の割合が30%を超えるのは大きなハードルではない」と述べ、多くの女性を擁立する考えを明らかにした。
「女性たちにエールを送る」として基調講演を行なった浜矩子同志社大学大学院教授は「日本の男性は脆弱だが、女性たちは環境適応力が高く、グローバルな時代に最も適している。女性たちが差別されるのは強いからだ。人間は自分より弱い者に脅威を感じない」と話し、会場を沸かせた。また、大沢真理東京大学教授は「留学するのは女性が多く、彼女たちは帰ってこない。日本では報われないと思うからだ。若い女性の定着率が高い地域は、一人あたりの住民所得が高く、政治家や役所の女性管理職割合が高く、男女賃金格差が小さく、女性の専門職が多い地域だ」と述べた。
枝野幸男幹事長は「多様な民意を政治に反映するために女性議員を増やしたほうがいいというのはわが党では自然なことで、かなり本気だ。そのための条件整備が必要」との認識を示した。
【国会】選択的夫婦別姓採択せず閉会 9月25日
1月26日に開会した第189回国会(常会)が9月25日(会期は27日まで)に閉会した。
会期末の請願審査では、参議院で「女性差別撤廃条約選択議定書の速やかな批准に関する請願」が全会一致で採択されたが、一方で、選択的夫婦別姓を求める請願は不採択となった。選択的夫婦別姓を求める請願は1975年に初めて提出され、40年間も提出されている。
なお、25日には糸数慶子参議院議員が「選択的夫婦別姓に関する質問主意書」を提出し、政府が民法改正を行なわない理由などを厳しく質している。
【インフォメーション】
◆10月8日(木)19:00〜20:10▼シアター・リーブラ『1000人のピースウーマン』上映▼会場:港区男女平等参画センター(JR田町駅、地下鉄三田駅)▼入場料:無料(申込み不要)▼主催:港区立男女平等参画センター(リーブラ)Mail・libra@career-rise.co.jp