ジェンダー情報
2015年10月16日|カテゴリー:ジェンダー情報
【政府】第三次安倍改造内閣発足 女性閣僚5人から3人に 10月7日
安倍晋三首相は7日、安倍改造内閣を発足させた。国内外で「女性の活躍促進」を声高に掲げる安倍政権だが、第三次の女性閣僚は、高市早苗総務大臣と丸川珠代環境大臣、島尻安伊子沖縄・北方担当大臣の3人で、第2次安倍内閣の5人から2人減の3人となった。
9日には副大臣、大臣政務官が発表され、厚生労働副大臣にとかしきなおみ衆議院議員、内閣府大臣政務官に牧島かれん衆議院議員、外務大臣政務官に山田美樹衆議院議員、文部科学大臣政務官に豊田真由子衆議院議員、厚生労働大臣政務官に太田房江参議院議員(いずれも自民)が就任。女性割合は、大臣が19人中3人の15.8%、副大臣は25人中1人の4%、大臣政務官は27人中4人の14.8%で、いずれも政府が目指す女性割合30%とは程遠い状況だ。
【署名】菅官房長官の「子どもを産んで国に貢献」発言撤回を求める署名 10月1日〜
菅義偉内閣官房長官が9月29日のテレビ番組で、俳優の福山雅治さんの結婚について、「結婚を機に、やはりママさんたちが、一緒に子供を産みたいとか、そういう形で国家に貢献してくれればいいなと思っています。たくさん産んでください」と発言したと報道された。
この発言に対し、女性と人権全国ネットワークの佐藤香共同代表らが、「『すべての女性が輝く社会』とし、『男女共同参画社会』実現のための政策を考える重要な責任者でありながら、『結婚したら出産』という短絡的な考え方は多様な女性の在り方をまるで理解できていない」「『国家に貢献』という言葉はまさに戦時下で行なわれた『兵力、労力のための人口増加政策』を思わせ、不適切かつ失言」などとして発言撤回を求めるネット署名活動を1日から始めた。
署名数は数日で予定を上回り、現在は1万5000人目標設定。13日12時現在で1万1125人が署名している。詳細は女性と人権全国ネットワーク URL・http://www.projectjapanwomen.net/
【インフォメーション】
◆ヤン・バニング写真展Comfort Women--インドネシアの日本軍「慰安婦」開催中〜10月25日(日)まで(火曜休館/12:00〜19:00、最終日は17:00まで)▼場所:キッド・アイラック・アート・ホール3、4階ギャラリー(京王線明大前駅)▼入館料:700円▼企画・問い合わせ:アクティブ・ミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」(wam)URL・http://wam-peace.org
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