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ジェンダー情報

【NGO】「慰安婦」被害当事者が受け入れられる解決策を求める声明 10月30日

 日本軍「慰安婦」問題解決全国行動(共同代表・梁澄子、渡辺美奈)は10月30日、11月2日に行なわれた日韓首脳会談を前に、懸案事項の「慰安婦」問題について、被害当事者が受け入れられる解決策を求める声明を公表した。
 戦後70年の「安倍談話」で「慰安婦」がどこにも明示されなかったことや、日本政府が「慰安婦問題は日韓請求権協定で解決済み」との姿勢を崩さないことで対立を埋められず国際的批判も受けていること等に言及。日本政府に事実の認知と被害回復措置を求めたうえで、日韓両政府に対し、真摯に被害者の声に向き合って解決への道を切り拓くことを強く要求している。

【議連】高校生向け副教材の配布中止&改善要求に文科省が回答 10月30日

 全国フェミニスト議員連盟は10月13日、文部科学省と総務省が発行した「高等学校の生徒向け副教材『私たちが拓く日本の未来』」が、男女共同参画の観点から不適切であるとして、配布中止と改善を求める要望書を政府に提出した。要望書では、政治家のイラストのほとんどが男性であること、女性議員が極端に少ないことや国際的評価が全く書かれていないことなどを指摘。女性の政治参画を勧める国連勧告や国際指数などを例示して日本の課題とその解決を示唆する記述が必要とし、12月の配布の中止と、中止しない場合はその理由を文書で10月末までに回答することなどを求めた。
 回答期限までに文書での回答はなく、文科省が電話で、女性議員が少ない現状を載せるのは難しいがHPではイラスト2点を女性に変えた旨を回答。だが、ほとんどが男性議員のイラストであることに変化はない。議連共同代表の会津素子・千葉県成田市議会議員は「変えたことは一歩前進かもしれないが評価には値しない。根本的に女性議員が非常に少ないことへの問題意識がないので、もっと勉強してほしい。今後も改善要求を続ける」と述べた。

【インフォメーション】

◆11月14日(土) 11:00〜16:30
▼北京世界女性会議から20年〜日本の男女平等を進めるために〜▼登壇者:武川恵子、橋本ヒロ子、山下泰子、小宮山洋子、北原みのり、三浦まり各氏ほか▼会場:文京区男女平等センター研修室A(地下鉄本郷三丁目駅)▼資料代:500円(希望者は別途弁当代500円)▼申込み:Mail beijingjac2@yahoo.co.jp か FAX 03-5689-6828で▼主催:北京JAC(世界女性会議ロビイングネットワーク)